9・11の20年後、「回転ドア」のような米国反テロ

CRI online    2021年9月11日(土) 23時10分

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2001年9月11日、米国で前代未聞の深刻な同時多発テロが発生しました。その後、米国は反撃を行い、反テロの名の下でアフガニスタンに侵入し、タリバン政権を打倒しました。

2001年9月11日、米国で前代未聞の深刻な同時多発テロが発生しました。その後、米国は反撃を行い、反テロの名の下でアフガニスタンに侵入し、タリバン政権を打倒しました。あれから20年経ち、米国による「史上最も長い戦争」に終止符が打たれました。米国はアフガニスタンから慌ただしく撤退することを余儀なくされたほか、かつて厄介者扱いしていたタリバンの政権復帰に、なすすべがありませんでした。

この戦争は、米国が反テロの旗印を掲げて引き起こしたものでした。しかし、20年の間、反テロを推し進めるにつれて、かえってアフガニスタン国内ではテロ組織の増加に歯止めがかかりませんでした。駐留米軍による行動でアフガニスタンの一般人3万人以上が死亡、6万人以上が負傷、さらに約1100万人が避難生活を余儀なくされました。このアフガニスタン戦争によって、巨大な人道主義の災難がもたらされたとしか言いようがありません。

米国がアフガニスタンで反テロ活動を繰り広げるのは自国の国家利益を守るためでしたが、過去20年間には2兆ドルを費やして、アフガニスタンに対する「民主的改造」を行っていました。しかし、アフガニスタンの他にも、イラクやシリアも米国による「民主的改造」の不幸から逃れることができませんでした。

バイデン米大統領はかつて、就任早々に「米国は戻ってきた」と宣言しました。まさにその発言のように、米国は20年間の反テロ戦争を経て、また原点に戻ってきたようです。(提供/CRI

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