人民網日本語版 2021年9月10日(金) 16時20分
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中国建材集団の1万トン級の炭素繊維生産ラインが8日、青海省西寧市で稼働を始めた。
中国建材集団の1万トン級の炭素繊維生産ラインが8日、青海省西寧市で稼働を始めた。ここは中国最大の炭素繊維生産基地でもある。中央テレビニュースが伝えた。
このプロジェクトの総投資額は50億元(約850億円)に上り、超大容量ポリマー、乾湿式紡糸法などのコア技術でブレークスルーを達成し、中国で初めて独自の知的財産権を備えた1000トン級の産業化した乾湿式炭素繊維紡糸生産ラインを構築した。また、ライン1本あたり年間3000トン規模の高性能炭素繊維生産ラインの設計と先端プラント技術の自主コントロールを中国で初めて実現した。ここで生産される先端技術の炭素繊維は耐熱温度が摂氏2000度を超え、重量は鋼鉄の4分の1だが、強度は鋼鉄の10倍になる。国産大型航空機など航空・宇宙分野、交通輸送分野、新エネルギー分野など幅広い応用が可能だ。
現在、中国の炭素繊維の年間需要は5万トンに迫るが、国産品の供給量は2万トンに届かず、市場は深刻な供給不足に陥っている。中国建材のこの1万トン級炭素繊維生産基地が稼働したことで、供給不足が効果的に緩和され、中国の炭素繊維オリジナル技術の「資源供給地」構築と現代型産業チェーン延伸が加速されることになる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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