2014年5月16日、所属事務所を相手に専属契約の無効を求める訴えを起こした韓国の人気グループ・EXO（エクソ）の華人メンバーのクリス（呉亦凡/ウー・イーファン）が、中国版ツイッターで騒動から初めて声を届けた。新華網が伝えた。

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12人構成の人気男性グループ・EXOのクリスは、中国出身でカナダ国籍の華人メンバー。15日、所属事務所のエスエムエンタテインメントを相手に、専属契約の無効を求める訴えをソウル中央地裁に起こした。訴えの内容には、事務所側が不合理な契約を行い、「まるで機械の部品のように扱った。健康状態に対し一切の配慮がなかった」としている。また、仕事について本人の意思に関係なく決められたこと、報酬分配の不透明さなども不満としている。

16日、クリス自身が中国版ツイッターで、騒動から初めての声をファンに届けた。「弱さは承知で前進あるのみ。僕は大丈夫。応援してくれる人、応援の声に感謝したい」と記されており、ファンの間には「やっと彼自身の考えが聞けた」と安堵（あんど）の声が広がっている。

以前から俳優志望を明らかにしているが、すでに中国の時代劇に出演するうわさなども浮上。同事務所を相手に起こした華人タレントの訴訟と言えば、スーパージュニア（Super Junior）の中国人メンバーだったハン・グン（ハンギョン/韓庚）が、2009年に勝訴し脱退している。中国メディアでは、クリスの弁護士がハン・グンのときと同一人物であることにも注目している。（翻訳・編集/Mathilda）