王毅外相がアジア4カ国歴訪へ、新型コロナ対策と開発協力を主軸に戦略的連携を促進―中国

人民網日本語版    2021年9月8日(水) 19時40分

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中国の王毅外相は9月10日から15日にかけてベトナム、カンボジア、シンガポール、韓国を公式訪問する。

中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外交部長(外相)はベトナムのファム・ビン・ミン副首相、ブイ・タイン・ソン外相、カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣、シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相、韓国の鄭義溶外相からそれぞれ招待を受け、9月10日から15日にかけてベトナム、カンボジア、シンガポール、韓国を公式訪問する。また、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相と共に中越二国間協力運営委員会・第13回会合の共同議長を務める。

王部長による歴訪の主な目的と期待について、中国外交部の汪文斌(ワン・ウェンビン)報道官は7日の定例記者会見で、「ベトナム、カンボジア、シンガポール、韓国はいずれも中国にとって近隣国であり、重要な協力パートナーだ。新型コロナウイルス感染症を前に、中国と周辺諸国は共に助け合い、困難を克服することで、世界の新型コロナとの闘いやコロナ後の経済回復の先頭に立ってきた。王部長による歴訪は、中国が4カ国との友好関係の強化、互恵協力関係の深化を非常に重視し、真摯に望んでいることを十分に体現している」と指摘。

「王部長は今回の歴訪で各国と踏み込んだ戦略的意思疎通を行い、習近平国家主席と4カ国首脳との間の重要な共通認識の実行を後押しし、新型コロナ対策と開発協力を主軸に、中国の新発展構造構築と各国の発展戦略との連携を促進し、『一帯一路』協力と人類運命共同体の構築を深めていく。中国は4カ国と共に、二国間関係が新たな成果を収め続ける後押しをし、多国間主義と国際公平・正義を共に守り、地域さらには世界の平和・安定と繁栄・発展の促進に、さらに多くのプラスのエネルギーを注ぎ込むことを望んでいる」と述べた。

訪韓の具体的日程と中国側が寄せる期待についての質問に対しては、「訪韓時、王部長は韓国首脳と会見し、鄭義溶外相と会談するほか、中韓関係未来発展委員会の韓国側主要メンバーと会見する。中韓関係は現在、良好に発展している。今年と来年は『中韓文化交流年』、来年は中韓国交樹立30周年であり、両国関係は深化・発展の重要なチャンスを迎えている。中国は韓国と共に努力し、今回の訪問を通じて両国首脳間の重要な共通認識を実行に移し、意思疎通を強化し、相互信頼を増進し、協力を深め、友好を固め、中韓戦略的協力パートナーシップの持続的で健全かつ安定した前向きな発展を推進することを望んでいる」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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