慰安婦像の設置が延長されたドイツ、若者対象の慰安婦問題教育が活発に=韓国ネット「ドイツは真の先進国」

Record China    2021年9月7日(火) 17時20分

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7日、韓国・KTV国民放送によると、ドイツでは最近、若者を対象とした慰安婦問題に関する教育が市民団体を中心に積極的に行われている。photo by Korea Verband。

2021年9月7日、韓国・KTV国民放送によると、ドイツでは最近、若者を対象とした慰安婦問題に関する教育が市民団体を中心に積極的に行われている。

撤去の危機にあったベルリンの中心地・ミッテ区の慰安婦像は最近、設置が最大1年間延長されることになった。当初の設置期限(今年9月)が迫っていた8月、慰安婦像前では、像の設置を推進した現地の韓国系団体「コリア協議会」がドイツの若者を対象に平和人権教育プログラムを開催した。

プログラムに参加した現地の青少年聴覚障害者団体のメンバーは、慰安婦問題に対する考えを手話で表現。別の青少年団体は、ミニチュアの慰安婦像を活用し制作したアニメを披露した。また、元慰安婦が母親に向けて書いた手紙を朗読する団体もいた。

中でも、慰安婦問題への思いを込めたラップソングや工芸品を披露した団体がドイツ市民らの注目を特に集めていたという。

参加者はこのプログラムを通して、これまであまり知られていなかった慰安婦像の意味と戦時中の慰安婦被害について学び、性暴力を糾弾した。ある参加者は「私たちは戦争犯罪の恐ろしさをよく理解している。中でも慰安婦問題はあまり知られていないという点でより恐ろしい。私もこのプログラムに参加して慰安婦問題について知った」と話したという。

コリア協議会は昨年夏にも、現地の市民団体の支援を受けて若者を対象に平和人権教育ワークショップを行った。

コリア協議会のハン・ジョンファ代表は「ドイツ社会に慰安婦像を設置するには、慰安婦像の意味が普遍的でなければならないと考えている」と話したという。

最後に記事は「市民社会と共に守り抜いたベルリンの慰安婦像はドイツ社会に日本軍慰安婦被害の事実を広めている。そしてそれが若者を対象とした戦争性暴力に関する教育につながり、新たな平和と責任の時代をつくるきっかけとなっている」と伝えている。

これに関し韓国のネットユーザーからは「日本は戦犯を追悼するがドイツはナチスを追悼しない。その代わりに反省をする。ドイツは真の先進国だ」「今も戦犯に実刑判決を出し、謝罪する国はやっぱり違うね」などドイツ社会への称賛の声が上がっている。

日本に向けては「これ以上、真実を隠そうとするな」「日本は『うそも100回言えば真実になる』という言葉を信じている」「どんなに頑張っても日本は過去を認めないよ」など厳しい声が寄せられている。

その他「海外にいる韓国人が韓国という国をこんなにも愛してくれていることに感激」「ドイツの人たちに感謝。慰安婦制度を運営して人権を踏みにじった日本、そして元慰安婦を利用してお金を稼ぐ韓国の一部議員、その議員を守る政党を処罰するべきだ」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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