7歳女児を殺害し2メートルの高さの木に吊るす……犯人は9歳男児!?―中国

Record China    2021年9月7日(火) 0時20分

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中国甘粛省で発生した女児殺害事件に、ここ数日注目が集まっている。資料写真。

中国甘粛省で発生した女児殺害事件に、ここ数日注目が集まっている。中国メディアの新浪新聞が6日付で伝えた。

この衝撃的な事件が起きたのは2018年4月22日。甘粛省慶陽市鎮原県に住む7歳の女児が、兄と祖母と一緒に山に行った後に行方が分からなくなった。そして翌日の午前8時ごろ、女児が木で首を吊っているのを村民が発見し、通報した。警察は捜査の結果、首を絞められたことによる窒息死(他殺)と判断、犯行時間は22日の午後6~7時の間だとした。

その後、警察は149件の血液のDNA情報と現場で発見したロープに残されていた血液のDNAを採取して調べ、近くに住む9歳男児を有力な容疑者としてピックアップ。男児からの事情聴取、現場検証、付近の人の証言などから、最終的に男児が女児を殺害して、自殺に見せかけるために2メートルの高さの木に吊るしたと結論付けた。

しかし、警察の捜査結果に対して、男児の家族および被害者である女児の家族は疑問を抱いている。

疑問点1:体重

加害者とされた男児と被害女児の体格差はほとんどなかった。男児の父親によると、男児は細身で事件当時の体重は28キロほど。被害女児の体重は約27キロで、身長も同じくらいだった。被害女児の家族も(男児は)普段ふざけていると女児に勝てず、男児が一人で女児の首を絞めて殺害できるとは信じられないと語った。村人らも男児が殺害後、一人で女児を木に吊るすことは不可能だと考えているという。

疑問点2:証拠はロープのDNA型のみ

男児の家族が提供した事件資料によると、警察は現場に残された血液のDNA情報が男児のものと高度に一致していることを理由に男児が犯人であると認定した。警察の見立てでは、男児が押し倒した女児に青いペンで落書きをし、女児はそれに抵抗、相手を窒息死させた後に男児が女児にわいせつな行為をしたとされている。しかし、ロープの血液のDNAのほかには、争ったとみられる女児の爪に加害者の皮膚片が付着していないか、落書きに使ったとされる青いペンは発見されたのか、ペンには男児の指紋が付いていたのか、双方に外傷はあったのかなど、物的証拠は何一つ明らかにされていないという。

疑問点3:疑わしい証言

警察はDNAのほか、男児の供述や付近の人の証言、現場検証などを証拠として男児の犯行と判断した。しかし、男児の家族はこれに疑問を抱いた。現場検証で警察は、被害者と同じ重さのゴム人形を使って男児に1人で犯行を再現させたが、男児によると、その過程で警察がゴム人形を支えることがあった。また、結局男児には重すぎて持ち上がらず、ゴム人形の足を浮かせることもできなかったという。

一方、女児の家族も男児が一人で犯行に及んだとは考えておらず、男児の祖父が共犯ではないかと疑っている。女児の父親によると、女児の兄は男児とその祖父が22日午後6時半ごろに村に帰ってきたのを目撃していたが、本人らは警察に「村に戻ったのは午後8時ごろ」と説明していたという。ただ、この件について現地メディアが詳しく聞こうとしたところ、被害者家族は口を閉ざしたとのこと。

男児の家族は警察が出した結論に納得できず、弁護士を雇って調査を依頼した。ところが、弁護士は同事件に関するファイルを調べることができず、疑問点も明かされなかったという。家族の不服申し立てにより再調査が行われたものの、今年4月に甘粛省人民検察院は「女児殺害は確かに男児の犯行であり、証拠は確かで、事実ははっきりしている。鎮原県公安局のこの事件の捜査手続きは合法である」との回答書を男児の家族に送付した。

男児の家族は不服として、回答書への署名を拒否。青いペンなどの物的証拠が存在するか否かについて、家族は今も詳細を知らされていない。男児の祖父は、通っていた小学校が男児の受け入れを拒否したため、現在は別の学校に転校したことを明かし、「納得できる証拠があれば孫がやったことを認める。しかし、今はこれだけの疑問点があるので引き続き弁護士に調べてもらい、真相が明らかにされるのを望んでいる」と語っているという。(翻訳・編集/北田

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