中国製EV、欧州の試験で最高点獲得、ドイツメーカー上回る―中国メディア

Record China    2021年9月5日(日) 22時0分

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中国紙・環球時報(電子版)は4日、ドイツ経済紙ハンデルスブラット(電子版)の報道を引用する形で、「中国製電気自動車(EV)、欧州の試験で最高点獲得、ドイツメーカー上回る」とする記事を掲載した。

中国紙・環球時報(電子版)は4日、ドイツ経済紙ハンデルスブラット(電子版)の報道を引用する形で、「中国製電気自動車(EV)、欧州の試験で最高点獲得、ドイツメーカー上回る」とする記事を掲載した。

記事によると、中国の一部の自動車メーカーの欧州輸出の夢が衝突試験のひどい結果によって消えた時代はもう過去のものだ。それに代わって、中国の新しいEVメーカーは、欧州の試験で最高点を獲得し、ドイツメーカーさえも上回っている。

中国は、世界をリードするEV国になりたいと考えている。中国のEV年間生産台数は2028年までに800万台を超えるとみられている。ほとんどの車両は中国国内で販売されているが、成長は鈍化している。ドイツのある専門家は、中国のEVメーカーの中でも比亜迪BYD)、吉利(Geely)、蔚来(NIO)、上海汽車(SAIC)、小鵬(Xpen)などは「欧州でも普及する」との見方を示している。

中国のメーカーは、EVの販売市場として世界で2番目に大きく急速に成長している欧州を有望視している。通常は、充電インフラが最も充実しているノルウェー市場への参入を最初に選択するが、最近では中国のEV輸出の9%がドイツ向けだ。

NIOの李斌(ウィリアム・リー)最高経営責任者(CEO)は、独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングとのインタビューで、「ノルウェーは始まりにすぎない」と語っている。同社は欧州への参入に向けた準備を進めている。Geelyとボルボの合弁会社による高級EVは当初、オンラインでのみで独占的に販売されていたが、現在はハンブルクやミュンヘンなどの主要都市にショールームを開設している。同ブランドはミュンヘンで開催される世界最大の自動車見本市IAAに出展する。長城汽車(Great Wall)もIAAに低価格EVと高級EVを出展する。

ドイツのある調査によると、中国メーカーは欧州市場を征服するための戦略を確定している。また経済規模の恩恵を受け、調達と生産のコストも削減できる。中国はグローバルなバリューチェーンを確立するという目標を追求している。中国政府の輸出戦略は、中国の各地方政府にも支持されている。持続可能な雇用の創出が期待されるためだ。アウディ、BMW、ボッシュなどのドイツのメーカーも「中国と世界のために中国で生産する」ことで恩恵を受けている。(翻訳・編集/柳川)

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