台湾、コロナ感染拡大止まる、今後の課題はデルタ株への対応―独メディア

Record China    2021年8月26日(木) 7時20分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは24日、台湾の新型コロナウイルス感染状況について伝える記事を掲載した。写真は台湾。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは24日、台湾の新型コロナウイルス感染状況について伝える記事を掲載した。

記事によると、台湾では5月から域内感染が爆発的に拡大し、わずか3カ月間で累計の感染者数は1000人余りから1万5000人へ、死者数は100人余りから800人へと増え、8月上旬になってようやく拡大が止まった。

台湾はこの間、マスク着用、社会的距離の確保、感染者や濃厚接触の隔離といった「基本的防疫措置」に加えて、感染警戒レベルを3級に引き上げ、在宅勤務、飲食店での店内飲食の禁止、レジャー施設の休館などの「ソフトなロックダウン(都市封鎖)」を講じて感染拡大を抑え込んだ。

台湾の公衆衛生専門家によると、台湾がこれまで直面してきたのは英国に由来する新型コロナウイルスの変異株のアルファ株で、今後の防疫の課題は感染力のより強いインド由来のデルタ株への対応だ。

台湾大学公衆衛生学院の詹長権前院長は「デルタ株は間違いなく台湾のコミュニティーに入ってくる。(他の国・地域と比べて)時間が早いか遅いかというだけの問題だ」とし、スクリーニング体制の強化の必要性を指摘する。

米スタンフォード大学の公衆衛生専門家、ジェイソン・ワン氏は、台湾のワクチン接種率の低さに懸念を示し、「試練はとても大きい」としている。(翻訳・編集/柳川)

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