中国の国産不活化ワクチン、デルタ株への全体的な保護率59%―中国メディア

人民網日本語版    2021年8月24日(火) 18時50分

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中国国産不活化ワクチン2種の全体的な保護率は59%に上ると発表された。

広東省南山医薬革新研究院は23日、広州市疾病予防管理センターが中国工程院の鍾南山(ジョン・ナンシャン)院士のチーム及び中山大学公衆衛生学院の張定梅准教授のチームと協力し、広州市の今年5~6月の新型コロナウイルス感染者及び濃厚接触者を研究対象に、陰性対照実験の感染者対照研究により、中国国産新型コロナワクチンデルタ株への保護効果を試算した。

上述した実世界の研究によると、中国国産不活化ワクチン2種の全体的な保護率は59%で、中等症予防の保護効果は70.2%、重症への保護効果は100%に上る(重症者の数が少なく、この結果は重症への保護効果を過大評価している可能性がある)。このほか、ワクチンの保護効果は40~59歳の人及び女性に対してはやや高かった。

この研究に関する論文はこのほど、新型感染症分野の国際的に有名な学術誌「Emerging Microbes & Infections」に掲載された。

新型コロナウイルスは現在も世界的に大流行している。その感染拡大を抑えるため、世界ではすでに不活化ワクチン、組み換えタンパクワクチン、アデノウイルスベクターワクチン、DNAワクチン、RNAワクチンを含む複数種類のワクチンが開発されている。これらのワクチンは臨床試験で一定のワクチン効力を示した。だがこれまでの研究により、新たな変異株に対する効果が低下することが証明されたため、こうした突然変異によりすでに使用開始されているワクチンが効果を失うのではと強く懸念されている。

鍾氏などのチームの研究は、現在世界で最も早く報告されている、中国国産ワクチンのデルタ株への保護効果に関する実世界の研究だ。研究によると、中国国産ワクチンはデルタ株に有効で、不活化ワクチンの2回の接種後のデルタ株に対する全体的な保護効果は59.0%、中等症への保護率は70.2%に上る。世界保健機関(WHO)はこのほど、最低50%の保護効果が必要と発表した。そのため中国国産不活化ワクチンはデルタ株に対して依然として有効ということになる。

研究によると、不活化ワクチンの保護効果は40~59歳の人及び女性に対してやや高くなっていた。これまでの中国の新型コロナワクチンの接種対象は主に18~59歳の人だった。同研究は、接種範囲をさらに拡大し、人々の接種率を持続的に高め、18歳以下の未成年者及び60歳以上の高齢者のワクチン接種作業を推進すべきだとの見解を示した。

研究によると、不活化ワクチンは1回の接種だけでは有効な保護効果を発揮できず、2回目の接種から2週間後に比較的良好な保護効果を発揮できる。正規のフローに基づき2回の接種を完了し、効果的な集団免疫を早急に構築するべきだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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