日本語が上手くなくても人助けはできる!中国人男性2人がお手柄―華字メディア

Record China    2021年8月24日(火) 21時20分

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23日、日本華僑報網は、愛知県で中国人男性2人が自殺を試みた女性の命を救い、警察から感謝状を送られたことを報じた。資料写真。

2021年8月23日、日本華僑報網は、愛知県で中国人男性2人が自殺を試みた女性の命を救い、警察から感謝状を送られたことを報じた。

記事は、名古屋市港区の中国料理店で働く44歳の張宝勤(ジャン・バオチン)さんと49歳の楊立波(ヤン・リーボー)さんが先月、自転車で同区の東海橋付近を走行していた際、高架下の駐車場から女性が川に飛び込むのを目撃したと紹介。「これは8割方自殺だ」と感じた2人は自転車をその場に放って現場に向かったとした。

そして、女性が水の中にどんどん入る中、2人は躊躇なく水に入り、女性を水中から助け出そうとしたと説明。女性は救助を拒絶して暴れたものの、2人はとっさに「だめ、だめ」と片言の日本語を発して女性を説得、通行人に消防への連絡を求め、最終的に女性はけが一つなく救助されたと伝えた。

救助された女性は衝動的な自殺願望に駆られて自宅を飛び出しており、救助される1時間前には家族から捜索願いが警察に出されていたという。記事は、今月19日に愛知県警港署から感謝状が2人に手渡されたと紹介。感謝状を受け取った2人が「人の命にかかわることだから。助けること以外に何も考えなかった」と控えめに語ったことを伝え、「たとえ流暢な日本語で思いを表現できなくても、たとえ緊急事態に『だめ、だめ』としか言えなくても、助け合う精神というものは民族や言葉の壁を破ることができる。新型コロナが拡大して1年半、日中両国間にはさまざまな摩擦や対立が起きているが、両国民の交流や友好は常に安定し、長く続く。両国の民間外交の架け橋をつなげ、強固なものにするのはこのような平凡かつ普通な市民だ」と評している。(翻訳・編集/川尻

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