世界の経済指標が後退、投資家センチメントが転換点に―米華字メディア

Record China    2021年8月24日(火) 12時40分

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23日、米華字メディア・多維新聞は、米国を始めとする世界の経済指標が予想を大きく下回ったことで、投資家のセンチメントが悪化し始めていると報じた。写真は米ウォールストリート。

2021年8月23日、米華字メディア・多維新聞は、米国を始めとする世界の経済指標が予想を大きく下回ったことで、投資家のセンチメントが悪化し始めていると報じた。

記事は、米国や国際的な経済指標の値が予想を下回る状況がますます顕著になっており、シティグループの統計によればこの1か月の多くの時間において、米国経済指標の予想と実際の値が新型コロナの爆発的感染開始以降で最大レベルに達していることが明らかになったと紹介した。ますます多くの投資家が新型コロナウイルスデルタ株による経済回復へのダメージに憂慮を抱いているとした。

また、8月の米ミシガン大学消費者信頼感指数が70.2と、7月の81.2の水準を維持するとの予測を大きく下回って2011年以降での最低値を記録したことを紹介し、米国における消費者の信頼感、小売、家屋の新築工事などでネガティブなシグナルが出ているほか、各地区連邦準備銀行が発表する商業活動統計も思わしくないと伝えている。

さらに、米国のみならず先進10カ国(G10)各国の経済報告も予想を下回っており、米連邦準備制度理事会がすでに量的緩和縮小を暗示し始めていることを考えると、状況はさらに悪化しているとした。

その上で、投資機関ネーションワイドのアナリストが「投資家の話題は経済回復動力の再始動、強力な財政や金融刺激策、企業収益の力強さから、緩和の縮小や政治的な不安定要素へと転換した」とし、投資家のセンチメントが悪化し始めているとの見方を示したことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

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