経済的に豊かになった中国人の食への追求、影響は海外にも―米メディア

Record China    2014年5月17日(土) 18時24分

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14日、経済成長にともない、中国の伝統的な飲食のあり方に根本的な変化が生じており、中国の食文化そのものが変容しつつある。写真は豚の角煮。

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2014年5月14日、米ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトによると、中国の伝統的な飲食のあり方に根本的な変化が生じており、中国の食文化そのものが変容しつつある。

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中国では魚介類と肉類の消費が増加傾向にあり、世界銀行の統計では、過去10年で魚介類の消費は10%増え、米農務省の統計では豚肉消費は40%近くも増えている。古くから豚肉は主要な食品とされてきたが、経済的に豊かな中産階級の全国的な拡大により、豚肉をはじめとする肉類食品の需要が急増。また、高所得層での魚介類を中心とする宴席文化も大量消費の大きな一因になっている。

米農務省の専門家によると、ポスト毛沢東時代の第1世代指導者であるトウ小平氏は、民族主義的な食品構造を変革させる必要があると強調しており、特に肉・酪農製品の摂取割合を増やすことで中国人の体質を改善させることができると主張していた。

経済的に豊かになったことで中国人の食への追求はこれまで以上のものとなっており、専門家は「中国の飲食構造の変化による影響は国境を越えた国際的な問題となりつつあり、その影響は消費の増加に伴って大きくなっている」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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