「大山倍達の弟子」千葉真一さんの訃報、韓国でも報じられる=韓国ネット民も追悼

anomado    2021年8月20日(金) 15時10分

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20日、韓国・聯合ニュースは、日本の俳優、千葉真一さんが新型コロナウイルスのため19日に亡くなったことを報じた。写真は大山倍達。

2021年8月20日、韓国・聯合ニュースは、日本の俳優、千葉真一さんが新型コロナウイルスのため19日に亡くなったことを報じた。

千葉さんは7月末に新型コロナウイルスに感染。自宅で療養していたが、病状が悪化して今月8日に千葉県の病院に入院した。酸素呼吸器を使用し治療を続けていたが、回復に至らなかったという。所属事務所によると、千葉さんは新型コロナワクチンを接種していなかった。

記事は千葉さんを、「『キル・ビル』(2003年)、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)など、多数のハリウッド映画にも出演し、韓国でもよく知られる日本の伝説的なアクション俳優」と紹介。また千葉さんの経歴について、「五輪の体操競技への出場を目標に日本体育大学に入学したが、練習中のけがにより夢を失い、極真空手の創始者・大山倍達との出会いにより人生の転換点を迎えた」「大山倍達のもとで武術の実力を磨いた千葉は、アクション俳優として1960年代に日本映画界へ入門し、1970年代後半には師である大山の一代記を描いた映画3部作「けんか空手」「空手バカ一代」では主演を務めた」と伝えている。

大山倍達は在日朝鮮人の武術家で、国際空手道連盟 極真会館(極真空手)の創始者。素手で牛と戦い、角を落として倒したという逸話でも有名である。「倍達(ますたつ)」という名前は、自身が「倍達」(ペダル、神話時代の朝鮮を意味する)民族であることを忘れないと言う意味で付けたとのこと。

この報道を見た韓国のネットユーザーからは、「『キル・ビル』での演技が印象深かったけど、大山倍達の弟子だったんだね。ご冥福をお祈りします」「『TOKYO DRIFT』でヤクザの親分役を演じてた人か」「服部半蔵…」「残念です…。『キル・ビル』のあの寿司屋のおじさん…」「サニー千葉という芸名の方が有名では?」「息子も日本で俳優活動をしてるよね。知ってます」など、追悼の声が数多く寄せられている。

また、「ワクチンを打つべきかどうか迷うところ」「日本もワクチン接種後の死亡者の数は徹底して非公開のようだね」など、新型コロナウイルスに対する不安の声も見られた。(翻訳・編集/丸山

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