終戦の日、多くの日本映画に「星一つ」評価―中国

Record China    2021年8月18日(水) 18時20分

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華字サイト・文学城に17日、「多くの日本映画に大量の『星一つ』評価が付けられた」として、こうした現象に一石を投じる記事が掲載された。

華字サイト・文学城に17日、「多くの日本映画に大量の『星一つ』評価が付けられた」として、こうした現象に一石を投じる記事が掲載された。

記事が言及したのは中国の映画・ドラマ情報サイト豆瓣(Douban)で見られた状況で、終戦の日の8月15日からドキュメンタリー映画「人生フルーツ」には大量の「星一つ」が付き、同作品の評価は9.3から8.7に下がった。

記事は「最初に問題となったのは、ネットユーザーが見つけた軍服を着て軍歌を歌うなどのシーンで、しかもこの作品は豆瓣のドキュメンタリー映画ランキングで1位。中国の慰安婦をテーマとした郭柯(グゥオ・カー)監督の『三十二』は2位だった」と指摘。記事によると、「『人生フルーツ』の主人公は戦犯ではなく、中国の戦場に赴いていない」などと説明するネットユーザーもいたが、双方の戦争経験者を主人公として形成される強烈な対比は「人生フルーツ」に多くの不評をもたらし、その順位は「三十二」に追い越されたという。

記事はまた、小津安二郎監督の「東京物語」「秋刀魚の味」などにもたくさんの悪い評価が付いたと述べ、「小津氏がかつて中国侵略戦争に参加したことが原因だ」などと指摘。「『映画の歴史級監督』と『中国を侵略した日本軍』という身分がもたらすズレは中国の映画ファンにとってもはや新鮮な話題ではなくなっているが、小津氏は今回再び非難の的とされた」とし、「風立ちぬ」「紅の豚」「火垂るの墓」「戦場のメリークリスマス」など他の日本映画も「大量の『一つ星』攻撃を受けた」ことを説明した上で、「映画制作者の個人的な経歴、歴史的な積年の恨みを映画作品の評価に持ち込むやり方を、あなたはどのように考えるだろうか」と締めくくった。(翻訳・編集/野谷

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