ワクチン寄付、中国が他国を大きくリード―中国メディア

Record China    2021年8月22日(日) 5時40分

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中国国営新華社通信のニュースサイト「新華網」は16日、米AP通信の報道を引用する形で、「新型コロナウイルスワクチンの寄付で中国は他国を大きくリードしている」とする記事を掲載した。

中国国営新華社通信のニュースサイト「新華網」は16日、米AP通信の報道を引用する形で、「新型コロナウイルスワクチンの寄付で中国は他国を大きくリードしている」とする記事を掲載した。

記事によると、中国がワクチンの寄付で世界の他の国々を大きくリードしている一方で、中国を除く国々は約束した数の一部しか寄付していないことが、米AP通信のまとめで分かった。

AP通信の報道によると、ナイジェリアの感染症専門家、クリスチャン・ハッピ氏は、「先進国からの寄付は不十分で信頼性が低い」とし、「そうした国々は世界のワクチンのほとんどを受け取っただけでなく、ブースター接種も検討している」と述べた。

欧州連合(EU)の外相に当たるジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表は、欧州の寄付の遅れについて、「中国に対する失敗」との見方を示した。

先進国の多くが十分な数のワクチンを持つ一方で、ベネズエラやハイチ、シリアなどの途上国では「事欠く」状況だ。

米ノースイースタン大学で医薬品へのアクセスを研究するブルック・ベイカー教授は、「90余りの発展途上国が事実上、ワクチンにアクセスできない時に、先進国が(途上国向けワクチン支援の)COVAXの供給に手を出すことは良心的ではない」とし、「先進国は、二国間の用量共有から地政学的利益を得ようとしている」と指摘している。(翻訳・編集/柳川)

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