中国、初めて日本抜き豪州産液化天然ガスの最大の買い手に―中国メディア

Record China    2021年8月18日(水) 5時20分

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中国のニュースサイトの中国新聞網は16日、中国が初めて日本を抜いてオーストラリア産液化天然ガス(LNG)の最大の買い手になったとする記事を掲載した。資料写真。

中国のニュースサイトの中国新聞網は16日、中国が初めて日本を抜いてオーストラリア産液化天然ガス(LNG)の最大の買い手になったとする記事を掲載した。

記事によると、豪州産LNGの中国向け輸出は2020~21年に記録を達成した。

コンサルティング会社エナジークエストが主要なバイヤーの輸入統計に基づいてまとめた月次報告によると、6月30日までの1年間の中国向け出荷は、激しい競争にもかかわらず、7.3%増加して3070万トンになった。中国との貿易は、20~21年の豪州の北アジア向けLNG輸出の記録的な7240万トンに大きく貢献した。北アジア向けの計389億ドルの貿易のうち、中国は約156億ドルを引き受けた。

輸出に対する最大の脅威について、エナジークエストのグレアム・ベチューン最高経営責任者(CEO)は一貫して、中国との貿易摩擦や日本などの主要なアジア諸国が目標とする排出削減ではなく、豪州の工場でLNGに処理するためのガスの不足を指摘している。

エナジークエストは、中国向け輸出が開示された長期契約の水準である1940万トンをはるかに上回っていることを指摘し、買い手が豪州の契約サプライヤーとスポット販売の両方から追加のLNGを取得していることを示している。

日本が豪州から輸入したLNGは契約の3130万トンを下回っており、その一部が中国へ出荷される可能性がある。豪州産LNGの最大の買い手だった日本がその地位を中国に取って代わられたことは、一つの時代の終わりを示している。(翻訳・編集/柳川)

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