なぜ日本の世論は一転して東京五輪を絶賛したのか―仏メディア

Record China    2021年8月17日(火) 8時20分

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11日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、開催前には東京五輪反対派が多かった日本世論が、実際に開催されてみると「やって良かった」と考えている人が多いと報じた。

2021年8月11日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、開催前には東京五輪反対派が多かった日本世論が、実際に開催されてみると「やって良かった」と考えている人が多いと報じた。

記事は、日本メディアが今月7〜9日に実施した世論調査で、64%が「東京五輪を開催したのは正しかった」と答え、「正しくなかった」の28%よりはるかに高くなったと紹介。7月の開幕前に実施した調査では「中止すべきだ」が41%に達していたことから、五輪開催の前後で多くの日本人が五輪に対してポジティブな感情を持つようになったとした。

その上で、日本の世論の東京五輪に対する印象が逆転した理由について、新型コロナの感染が拡大する中での開催となったものの日本勢のがんばりにより史上最多の金メダル27個、メダル総数58個を達成したことで、日本人が大いに鼓舞されたとの見方を示した。

また、世界の世論も「史上最も特殊で苦しい状況」で開催され、幕を閉じた東京五輪を高く評価し、日本の組織力の高さ、細やかな配慮、乱れることのない社会秩序を大いに称賛しており、各国のアスリートが五輪閉幕後に日本に対して感謝のコメントを残し、「日本でなければ開けなかった」というメッセージも寄せていることを伝えている。

そして、大会の組織運営作業において批判を浴びる問題が見られ、細かい部分で混乱が発生したことは否めないものの、競技の実施という点では大多数が順調に実施され、世界各地のアスリートが力を出し切り、新記録の数々も誕生し、世界の市民が五輪に注目したと評した。

記事は、新型コロナ再拡大に世界が喘いでいる中で、東京五輪が世界に向けて勇気や希望に満ち、限界に挑戦するバイタリティーを示すことに成功し、日本人の自信を大いに高めたとの見方を示した上で、「日本人は、経済や文化の飛躍的発展をもたらし、未来に希望を見出した1964年の東京五輪を思い起こしたのだ」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

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