日本の閣僚が靖国神社を参拝、中韓が「怒り」―ドイツ・メディア

Record China    2021年8月14日(土) 15時50分

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ドイツ・メディアのドイチェ・ベレは、岸信夫防衛相が靖国神社を参拝したことで中国と韓国が怒りを見せたと伝えた。写真は靖国神社の鳥居。

ドイツ・メディアのドイチェ・ベレは13日付で、日本の岸信夫防衛相が同日、靖国神社を参拝したことで、中国と韓国が怒りを見せたと伝えた。

記事は、岸防衛相が靖国神社を参拝した時期を「日本の敗戦記念76周年の直前」と紹介。靖国神社については「明治維新の時代以降の、日本の戦死した軍人や軍属を祭っている。その中には第二次世界大戦期間の日本のA級戦犯14人も含まれる。そのために、中国と韓国は日本の戦時中の侵略の象徴と見なしており、現在に至ってもなお、日本と中韓両国の関係を緊張させる導火線だ」と説明した。

記事は、靖国神社参拝について岸防衛相が、「それぞれの国において戦争の英霊に尊崇の念を示されることは当たり前のこと」、「先の大戦で国のために戦い命を落とした方々に哀悼の誠をささげた。不戦の誓い、国民の命と平和な暮らしを守り抜く決意を新たにした」と表明したと伝えた。

さらに、現職の防衛相が靖国神社に参拝するのは2016年末の稲田朋美氏に続く2例目であることや、西村康稔経済再生担当相も13日に靖国神社を参拝したことも紹介した。

記事は韓国側の動きとして、韓国外務省が同日中に在韓日本大使館の熊谷直樹総括公使を呼び、李相烈(イ・サンリョル)アジア太平洋局長が「植民略奪行為と侵略の罪を美化」する行為であり、靖国神社には戦犯が安置されているとして、岸防衛相の参拝が「(日韓)両国間の信頼関係を損なう」などと抗議したと紹介した。

記事は、「中国外交部は、まだ態度を表明していない」として、これまでの日本の要人が靖国神社に参拝した際の中国側の抗議や、中国人芸能人が靖国神社前で撮影したことで、抗議が殺到して謝罪に追い込まれたことを紹介した。

なお。13日夜になって、中国国防部は岸防衛相が靖国神社を参拝したことを受け、同部報道官の名義で「中国は強い不満と断固たる反対を表明する。日本側に厳重に抗議した」と発表した。同発表は、「日本の防衛部門は一時期から、中国問題についてマイナスの行動を取り続けている」として、「域外国家と連携して中国の国防政策と軍建設を中傷している。中国を対象とした大規模な軍事演習や、純粋に中国の内政問題である台湾問題に粗暴に介入している」と、具体的事例を列挙して日本を批判した。(翻訳・編集/如月隼人

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