韓国で有名人を対象にしたフェミニスト検証サイトが登場、ネット上でジェンダー対立激化

Record China    2021年8月16日(月) 21時20分

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13日、韓国・アジア経済は「有名人を対象にしたフェミニスト検証サイトが登場し、ネット上でジェンダー対立論争に再び火がついている」と伝えた。

2021年8月13日、韓国・アジア経済は「有名人を対象にしたフェミニスト検証サイトが登場し、ネット上でジェンダー対立論争に再び火がついている」と伝えた。

記事によると、問題のサイト「チェックフェミ」は個人が作成したものとみられ、芸能人や作家、政治家らについて、ネットユーザーから情報提供を受けたSNS上での発言、メディアとのインタビュー内容などを根拠にフェミニストかどうか判定し、「疑い」「確定」「先鋒(せんぽう)」と分類している。

リストに上がっているのはほとんどが女性だが、一部には男性の名前もあるという。「確定」と判定されている地上波放送局の女性アナウンサー、イム・ヒョンジュ氏については「女性アナウンサーで初めて眼鏡を着用」「自ら(フェミニストであることを)アピールした」などと指摘している。人気グループBTSのメンバー、RMもフェミニズム書籍として知られる「MAN BOX」が自身の部屋を撮った写真に映り込んでいたという理由で「確定」とされている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「フェミニスト大統領になる」と発言したとして、「大韓民国ナンバーワンフェミニスト」と分類されている。運営者はサイトの中で「誰が良くて誰が悪いかは関係なく、純粋に当事者の活動によって分類する」と告示しているという。

このサイトが12日に複数のSNSで話題になり、サイト訪問者数はこの日だけで1万5412人に達したという。サイト内の掲示板は、「応援する」「フェミに思い知らせてやらないと」などの擁護派と、「フェミニストだったらどうだというのか」「こんな魔女狩りは正気の沙汰ではない」などの反対派に分かれ論争となり、さらには有名人を対象とした「嫌フェミ検証」まで登場しているという。

フェミ検証はネット上だけでなく現実にも影響を広げており、東京五輪のアーチェリーで3冠に輝いたアン・サン選手が、ショートカットなのを理由に「フェミではないか」と批判されたことも物議を呼んだ。専門家は「昔なら特に問題視されなかった有名人の発言も突然、やり玉に挙げられるようになった。ネット上の対立が、社会共同体内の特定集団をフレーム化し分裂させようとする試みへとつながっている」と指摘し、自制を呼び掛けているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「恥ずかしいことだ」「暇な人間が多いな」「あきれた」などの声も上がっているものの、反フェミニスト側のコメントが殺到している。「(このサイトを)作った人を表彰すべき。実にいいサイトだ」「フェミは『フェミはいいことだ』と言ってるくせに、なぜフェミだと言われて怒るのか」「フェミ活動を誇らしく思うなら、フェミと確定されたら喜ぶべきだ」「フェミ側が先にこういうことを始めて、政府がそれを助けたんだよ。何が問題なの?」「韓国フェミニズムは、既に真のジェンダー平等には関心がない。男性を潜在的加害者だとして、どうにか男性を悪魔化しようと血眼になっている。権利を得るには義務が伴うが、彼らは義務には沈黙し権利と結果論的な平等ばかりを主張している」などの声が並んでいる。(翻訳・編集/麻江)

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