ギャラクシーS21の販売が絶不調、サムスンのスマホ1位維持に赤信号

Record China    2021年8月10日(火) 9時30分

拡大

5日、韓国・韓国経済によると、サムスン電子が年初に発売した最新スマートフォン「ギャラクシーS21」が、歴代の同社製スマートフォンの中で最悪の販売実績を記録した。ギャラクシーS21。

2021年8月5日、韓国・韓国経済は、サムスン電子が年初に発売した最新スマートフォン「ギャラクシーS21」が、歴代の同社製スマートフォンの中で「最悪の販売実績」を記録したと伝えた。販売が不振だった前作「S20」よりもさらに振るわず、「グローバルスマホ市場シェア1位キープに赤信号がともった」としている。

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチの調べによると、今年1月に発売されたギャラクシーS21シリーズの6カ月間の販売数は1350万台にとどまり、昨年上半期に約1700万台を販売したS20の販売数を20%下回った。

記事によると、発売当初はS21の好調を期待する雰囲気だったといい、発売直後から4週間目までの韓国内累積販売数は59万台を記録していた。同じ期間のS20の販売数に比べ1.5倍以上多く、過去最高の販売実績を残したS8(2017年の製品)と同水準だったという。しかし、世界市場では不振の兆しが早くから見えており、S21発売直後から1カ月間の販売数は全世界合計で100万台強にとどまった。14年発売のS5以来、「最低の販売速度」で、販売数1000万台を越えるまで5カ月かかったという。13~17年のS4~S8までの製品は全て発売から1カ月以内に1000万台を突破していた。

サムスン電子IM部門(無線事業部門)の4~6月期の売上高は前年同期比9%増の22兆6700億ウォン(約2兆1807億円)、営業利益は66.2%増の3兆2400億ウォン、スマホ販売数は5.3%増の6000万台となっている。「数値だけなら悪くないが、同期間、世界市場が19%成長していることを考慮すると競合メーカーに比べ販売数の増加幅が小さく、サムスン電子の世界シェアトップの座が揺らいでいると見るべき」と、記事は伝えている。

調査会社カナリスの資料によると、4~6月期、サムスン電子は18~19%のシェアで1位を守ったが、2位に浮上した中国シャオミとのシェア格差は2~3ポイントに過ぎない。サムスン電子の世界シェア自体も、前年同期に比べると減少しているという。記事は「サムスン電子は下半期にフォルダブルフォン(折りたたみスマホ)で勝負を懸けるしかない状況だ」とも伝えている。同社は今月11日には「ギャラクシーZ Fold3」「ギャラクシーZ Flip3」など新たなフォルダブルフォンを公開する予定だ。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「販売数1位にこだわらず、品質1位とか実用性、デザインにこだわるべきでは」「筐体(きょうたい)デザインにプラスチックを使ったところでもうプレミアムイメージは崩れた」「通信料金は高いし、5Gネットワークはまともに利用できないし」「製品自体はデザインから機能まで前作より良さそうに見えたが、実際はスペックは向上してないし、コスト削減がひどく、極めつけは発熱問題。三つのうち一つでも何とかしてたら、ここまで悪評を聞かなかったのでは」「虚勢は世界トップレベル、現実は井の中のかわずだ」「S22でも発熱問題を何とかできなかったら滅亡するぞ」「分相応ということを知らないから、こういうことになる」「盧泰文(ノ・テムン社長、IM部門部長)になってからデザインがだんだんダサくなってる」など、厳しいコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携