【CRI時評】米国の一部政治家による「起源調査テロ」は全世界に危害を及ぼす

CRI online    2021年8月5日(木) 12時50分

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米下院外交委員会の共和党トップ、マイケル・マコール氏は2日、報告書を発表し、新型コロナウイルスが2019年9月までに武漢ウイルス研究所から流出していたことを示す証拠があると、事実無根の主張を行った。

米下院外交委員会の共和党トップ、マイケル・マコール氏は2日、報告書を発表し、新型コロナウイルスが2019年9月までに武漢ウイルス研究所から流出していたことを示す証拠があると、事実無根の主張を行った。同氏の報告書は完全に、ねつ造されたデマとわい曲された事実に基づくもので、いかなる確証も示しておらず、信頼性・科学性と呼べるものは全くない。

世界保健機関(WHO)と中国による共同調査チームが今年3月に発表した報告書で、新型コロナウイルスが中国の実験室から流出した可能性は「極めて低い」と指摘すると、米国の一部の人々は、再び中国をおとしめるために手段を選ばず「実験室流出説」を騒ぎ立てた。米国の一部の人々による種々の行為は、道徳の最低ラインを超え、科学と事実に背き、世界中で「起源調査テロ」を行うことと同じだ。その中で米国は、ウイルスの起源解明に向けた第二段階の調査を中国で行うようWHOに圧力をかけ、プロフェッショナル精神を堅持する一部の科学者を抑圧し、全世界に公憤を巻き起こしている。

例を挙げると、米国を拠点とするNPO「エコヘルス・アライアンス」の代表で、WHO調査団のメンバーとして今年訪中し新型コロナウイルスの起源解明に向けた調査を行ったピーター・ダザック氏は、中国に代わって公平な発言をしたため、米国立衛生研究所から研究資金の提供を断たれてしまった。WHOの専門家でロシアのウイルス学者のドミトリー・リボフ氏は、自身を含む多くのWHOの専門家が米国からの圧力に直面しているとした上で、「米国のこれらの人々は、ウイルス学者が感染症の流行について実情を語ることを望んでいない」としている。

新型コロナウイルスの起源解明に向けた調査は、政治化されてはならず、科学を尊重しなければならない。米国による「起源調査テロ」は全世界に危害を及ぼしている。

まず、この動きの実質は、全世界の科学界が新型コロナウイルスの起源を突き止めるのを妨げ、人類が科学を武器として感染症に打ち勝つ歩みを乱すものであり、米国民を含む全世界の人々に対して極めて無責任だ。

他方で、米国の一部の政治家は、中国ひいてはアジアの国々を新型コロナウイルスの起源と関連付けようとし、米国などごく一部の西側諸国のアジア系住民に対する反感を刺激し、人種差別と憎悪・嫌悪を激化させている。

世界の100以上の国・地域の300以上の政党、社会団体、シンクタンクが2日、WHO事務局に「共同声明」を提出し、新型コロナウイルスの起源解明に向けた客観的かつ公正な調査を世界規模で行うようWHOに呼び掛け、起源調査問題を政治化することに断固とした反対を表明した。これは全世界の人々の共通の声だ。自分だけの利益のために「起源調査テロ」を行う米国の一部の政治家が、目を閉じ耳をふさいで現実を知ろうとせず、政治化という誤った道を突き進むなら、国際社会の激しい勢いで湧き上がる民意に飲み込まれるのは必定だ。(CRI論説員)

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