2021年8月3日、封面新聞によると、四川省のホテル駐車場に4年間駐車したままの自動車のオーナーが見つかり、「酒を飲んでいて車のことをすっかり忘れていた」と説明した。

記事によると、同省成都市にあるホテルで4年前、外地のナンバーを付けたベンツ車がやってきた。ドライバーの女性はこのホテルで友人と飲食をした後、車を駐車場に残したままホテルを立ち去ったという。

女性はそのまま戻らず、ベンツ車は実に4年間駐車場に放置されたままとなった。ホテル側は今年7月になって現地の警察当局に助けを求めた。警察当局が持ち主の女性を特定し連絡したところ、女性は「信じられない。4年前に成都へ車で行ったことを全く覚えていない」と驚き、保有車両を確認した結果、確かにベンツが1台足りないことに気がついたという。

4年間放置された車の駐車料金は5万元（約85万円）近くにまで上ったとのことだが、協議を行った結果、女性がホテル側に6000元（約10万2000円）を支払うことで決着したという。

この件について、中国のネットユーザーは「これが金持ちの生活か。自分なんて自転車の場所ですらはっきり覚えているというのに」「『保有車両を確認』という言葉に大きな衝撃を受けた」「車が1台なくなっても気づかないなんて、家にどれだけ車があるんだよ」「われわれ庶民の神経を大いに刺激するニュースだわ」「そんなにお金があるなら、なんで5万元払わず値切るんだよ」「前に、家が一軒なくなったのに気づかなかったってニュースがあったけど、今度は車か」「ところでこの女性は当時、いったいどうやって帰ったのだろうか」といったコメントを残している。（翻訳・編集/川尻）