中国初のAIコミュニティースマート食堂が上海に登場―中国メディア

人民網日本語版    2021年8月3日(火) 23時50分

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中国で初めての人工知能を活用したコミュニティースマート食堂が、このほど上海に登場した。

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中国で初めての人工知能(AI)を活用したコミュニティースマート食堂が、このほど上海市長寧区虹橋コミュニティーに登場した。2日にこの食堂を取材したところ、スマート化され、デジタル化された暮らしのシーンが人気を集め、大勢の上海市民が遠いところから駆けつけてきた。中国新聞網が伝えた。

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この食堂では中国料理の8系統のメニューをデジタル化された調理シミュレーションで調理することができ、自動的に分量を分け、自動的にパッケージするとともに、アルゴリズムに基づいて温度や湿度を調節することができる。朝食なら30種類以上のメニューがあり、中国式メニューが中心で、西洋式メニューもいくらかあり、客に豊富で多彩な選択肢を提供している。また、AIシステムはメニューの栄養分析も行い、高齢者やホワイトカラーなど、さまざまな層の人々に参考になる情報を提供する。

筆者が現場で見たところでは、食堂のセルフ調理エリアでは、ロボットがセントラルキッチンから送られてきた材料を対応するスマート調理システムに投入する様子が見られた。システムが自動的にその日のメニューによって食材を識別して、炒める、焼く、蒸す、煮るなどの操作を行い、1回で100人分の料理を作れる。無人麺エリアではさまざまな麺メニューが提供され、客が「麺受け取り口」に器を置くと、ロボットが注文を「感知」し、麺打ち機から麺を取りだしててぼ(ゆであげざる)に入れて自動的に調理を始める。麺が器に入ると、器は自動的にスープが出る蛇口のところまで移動してスープが入り、客に提供される。具材は10数種類あり、客が自分で自由に選べるようになっている。支払いは、スマート決済カウンターがメニューを識別し、価格を計算し、レジで支払うスタイルで、顔認証、クレジットカード、QRコード、デジタル人民元などの決済手段が使える。

また、この食堂には貯蔵、受注、製作、パッケージなどの機能を一体化したスマート軽食マシンがあり、24時間体制でさまざまな麺メニューをその場で作って提供している。QRコードで注文すると、少し待つだけですぐに料理を受け取れる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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