東京五輪で蘇炳添が9秒83のアジア記録、中国SNSには劉翔を懐かしむ声も―中国

Record China    2021年8月3日(火) 13時20分

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中国版ツイッター・微博で、2004年のアテネ五輪で金メダリストとなったハードル選手の劉翔を思い起こす声が上がっている。写真は蘇炳添と劉翔。

東京五輪陸上男子100メートルの準決勝で9秒83のアジア新記録をたたき出し、中国人選手として初めて同種目の決勝に進んだ蘇炳添(スー・ビエンティエン)は9秒98で6位入賞という結果を出した。これを受け、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、2004年のアテネ五輪で金メダリストとなったハードル選手の劉翔(リウ・シアン)を思い起こす声が上がっている。

中国メディアの網易体育は2日、「『蘇神』が何度も劉翔に言及して劉翔を『幸運の星』と形容したためか、あるいは久々にこのようなハイレベルな試合で中国人の顔を見たためか、ネットユーザーはもう1人の『飛人』、劉翔を思い出した」と指摘する記事を掲載。08年の北京五輪、12年のロンドン五輪をけがで棄権した劉翔に当時、ネットユーザーの怒りの炎が注がれたことに言及した上で、蘇炳添のレースをきっかけに、同じく「中国の誇り、アジアの栄光」として注目を浴びた劉翔を人々が思い起こしたこと、当時、劉翔を非難したネットユーザーが謝罪の意を示したことなどを伝えた。一方、ある著名ブロガーも「蘇炳添のレースを見て泣いた。『蘇神』は歴史を作った。中国人の誇りだ!」とした上で「劉翔のことが懐かしい」とツイートしている。

ネットユーザーからも「国旗をまとって走る劉翔の姿をいつまでも覚えている」という声の他、「もし中国人が劉翔を尊重することができないなら、われわれには次の劉翔を得る資格がない」「国のために努力した人を非難する権利なんて私たちにはないよね」「中国に第2の劉翔が出現することを期待している」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷

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