【観察眼】新型コロナを前に本心を見せる 利己主義は行き詰まった道へ

CRI online    2021年7月30日(金) 1時10分

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現地時間7月27日、スリランカを支援するため、中国政府の新型コロナワクチンが最大都市コロンボに到着した。

現地時間7月27日、スリランカを支援するため、中国政府の新型コロナワクチンが最大都市コロンボに到着した。スリランカのゴタバヤ大統領はスリランカ政府と人民を代表して、中国が新型コロナ感染症の発生以降、スリランカに援助と支援を継続的に提供してくれたことに心から感謝を示している。「肝心な時は中国が頼りになる!」

スリランカのワンニアラッチ保健相は「われわれは中国とその人々がこのワクチンを惜しみなく寄付したことに感謝している。これはスリランカの新型コロナ感染症の緩和に大いに役立つ。この世界的な大流行は特定の国に限らない。そのため、このような相互支援は新型コロナ感染症の終息に向けて強い力になるだろう」と述べた。

同日、モンゴルのバトツェツェグ外相が中国を公式訪問した際、モンゴルは中国の新型コロナ対策の重大な成果を高く評価し、医療物資とワクチンの援助をモンゴルに提供し、予防・抑制・診療の経験を共有することに感謝した。

ますます多くのワクチンが世界保健機構(WHO)に「緊急使用許可」を承認されるのに伴い、本来なら各国はより多くのワクチンを受け取られ、かつ世界的な感染状況を緩和させるべきであろう。現在、なぜいまだにワクチン不足の状況にさらされているのだろうか?答えは簡単である。西側諸国が「空手形」を出してきたからだ。

WHOの予想では、各国の努力を頼りに、ワクチンの生産をともに加速し、世界の国々に届けることで、コロナ禍の危機から抜け出せるとしている。しかし、計画が実施される前に西側諸国から様々な状況が発生した。アメリカは一貫してワクチンの輸出を拒否しており、口では承諾するだけで、実際の行動は何もしていない。英国のアストラゼネカワクチンは問題を抱えているが、一部の国からも重宝され、生産能力も追いついていない。英国はWHOに提供する11億のワクチンをインドで生産することを期待していたが、結局インドは肝心な時にワクチンの輸出を拒否した。その上、WHOは中国製ワクチン2種類を立て続けに承認したことで焦眉の急が解消された。

このようなことから、やはり中国が肝心な時に頼りになることが証明された。中国の2種類のワクチンが登場しなければ、世界のワクチン供給問題はさらに逼迫していたといえる。

医療・衛生分野では西側諸国が世界をリードしてきたが、新型コロナウイルスの感染期間中、西側は防疫状況においてもワクチンにおいても振るわず、先進国にあるべき姿が全くなかった。逆に中国は感染症対策やワクチンの研究開発・生産でも際立っており、ワクチンは安定的かつ安全であり、生産能力も十分あることが事実であった。

このような厳しい感染状況の下で、一部の国はまた自国の政治的利益のために、意図的に中国に泥を塗りながら、ウイルスのトレーサビリティを要求した。このような行為は世界の新型コロナ感染症をさらに悪化させている。もし感染症が天災だと言うなら、西側諸国は自分の私欲の政治的な利益で全人類の命を危険に晒してはならない。

コロナ禍の今、中国はいかなる国に対しても区別しない。しかし、一部の国は中国に敵意を抱き、中国製ワクチンを疑問視し、中国製ワクチンの使用を拒否するなどの行為がある。その反面、常に中国に絶対的な信頼を持ち、中国との協力を積極的に展開している国も少なくない。我が国を信頼している国に対して、中国は援助の手を差し伸べて相手を助けたいと思っている。とはいえ、信頼は双方向のものであり、お互いが信頼する態度を保ってこそ、お互いの協力はよりスムーズになれるはずだ。利己主義の態度を捨て、積極的に協力することで、コロナ禍をより早く終息させることにつながるはずである。(CRI日本語部論説員)

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