照準から発射までデジタル・自動化、韓国軍が「新型81mm迫撃砲」を装備=韓国ネットは冷ややか

Record China    2021年7月30日(金) 23時20分

拡大

韓国の防衛事業庁は29日、すべての射撃手順がデジタル・自動化された「新型81mm迫撃砲」が第一線部隊に配置されたことを明らかにした。写真は韓国軍。

韓国の防衛事業庁は29日、すべての射撃手順がデジタル・自動化された「新型81mm迫撃砲」が第一線部隊に配置されたことを明らかにした。29日、韓国・東亜日報が伝えた。

韓国軍がこれまで使用してきた旧型の「81mm迫撃砲」は、兵士らが直接手で運ばなければならないため、兵士の疲労や安全性の問題が提起されていた。また、手動で射撃時に必要なデータを算出する過程において、対応時間の遅れや誤算なども生じ、作戦の遂行に支障を来していたという。

しかし「新型81mm迫撃砲」は従来のモデルより20%ほど軽く、専用車両に載せてどこにでも迅速に運搬することが可能。その上最先端のデジタル技術が適用されており、標的への照準からデータの算出、迫撃砲の制御まですべての射撃過程が自動的に行われるため、射撃準備時間が従来の6分から3分に短縮されるとのこと。さらにはデジタル装備を活用した精密射撃能力も備えており、韓国軍は戦闘能力が大幅に向上するとみているという。

防衛事業庁の関係者は、「『81mm迫撃砲』にデジタル技術が適用されたのは世界初」とし、「24年までに韓国軍での戦力化を完了すると共に、海外輸出にも挑戦する予定」と語っている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「旧型は早く捨てて。ベトナム戦争で使われてた武器をいまだに持ってたの?」「ミサイルの時代になぜ迫撃砲を?」「デジタルといっても電波が入らなければ無意味でしょ。迫撃砲は渓谷で使うから電波が入らないことが多い」「米国ではすでに12年前に導入されている技術」「核兵器を持っている国に、迫撃砲で応じるなんて話にならない」など、冷ややかなコメントが多く寄せられている。

一方で、「新型迫撃砲?北朝鮮のミサイル発射を刺激しないか心配」「この武器は絶対に輸出してはいけない。内戦が起きている国では民間人が被害に遭うことになる」など、影響を心配する声も見られた。(翻訳・編集/丸山

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携