人民網日本語版 2021年7月30日(金) 17時50分
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高さ632メートルの中国一の高層ビルである上海タワーが台風の中でも安定を維持したのは、126階に位置する「渦電流据え置き型同調質量ダンパ」が鍵となる役割を果たしたからだ。
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台風6号(インファ)が上海に明らかな風雨の影響をもたらしたにもかかわらず、高さ632メートルの中国一の高層ビルである上海タワー(上海中心大廈)が安定を維持したのは、126階に位置する「渦電流据え置き型同調質量ダンパ」が鍵となる役割を果たしたからだ。新華網が伝えた。
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このダンパは中国が独自に研究開発したもので、重さは1000トンに上る。建築物が風の作用力を受けて揺れると、ダンパの質量モジュールの慣性が反作用力を生み、反対方向に揺れ動き、高層ビルの揺れを減らす。ダンパの上にあるのは「上海慧眼」と呼ばれる重さ7トンの芸術的彫刻で、デザインのインスピレーションは中国古代の地理書である「山海経」の「燭龍之眼」から来ている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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