米国がウイルスにとってのシェルターになっている―中国紙社説

Record China    2021年7月25日(日) 17時30分

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23日、環球時報は「ワシントンが新型コロナウイルスにとって精神的なシェルターになっている」とする社説を掲載した。

2021年7月23日、環球時報は「ワシントンが新型コロナウイルスにとって精神的なシェルターになっている」とする社説を掲載した。以下はその概要。

ホワイトハウスのサキ報道官は22日、中国が世界保健機関(WHO)による第2段階の新型コロナウイルス発生源遡及計画について「無責任かつ危険」として拒否したことを攻撃した。一方、中国の国家衛生健康委員会関係者は同日の記者会見で同計画について「常識を無視し、科学に反するものであり、受け入れられない」と批判した。

新型コロナウイルス発生源の遡及という科学研究テーマが米国によって完全に政治問題化されていることは、全世界が知っている。バイデン政権が同盟国を巻き込み、WHOに対してかつてないほどの圧力をかけているからこそ、WHOが近ごろ中国に対する荒唐無稽な態度を見せているのである。WHOを攻撃して脱退したトランプ政権当時、WHOに圧力をかけていたのは米国一国のみだったが、バイデン政権はWHOとの関係を修復すると同時に同盟国を集めて今年初めに行われた武漢での調査結果を否定させ、WHOに再度調査を行うよう迫っているのである。

実際、ウイルス発生源の特定は非常に困難である。そして、感染自体を食い止め命を守ることに比べればはるかに重要性は低い。米国が興味を持っているのは発生源の特定ではなく、100%政治が目的で、中国にぬれぎぬを着せ続けるとともに、同盟国との関係を強化して中国への圧力を強めたいだけなのだ。

しかし、中国は米国が思うがままにできるような小国ではない。中国には発生源の遡及において科学的な原則や公平主義を守る力を備えている。WHOによる感染拡大防止への取り組みや発生源の遡及に協力し続けてきたが、米国に圧力をかけられたWHOの非常識かつ反科学的な計画を受け入れる義務は、われわれにはない。

われわれは、一連の衝突を通じて、正義が最終的にどのように邪悪に勝利するかを世界に見せなければならない。米国は世界で最も先進的で最も豊かな医療リソースを持ちながら、新型コロナ対策で最も失敗し、すでに61万人を死なせている。こんな国の指導者はハーグ国際法廷で裁きを受け、その恥を永久に歴史に刻み込むべきなのである。

米国は国際的な発生源遡及調査の科学的な環境を根本から破壊し、地政学的なペテンに徹底している。ワシントンこそ、人類世界における新型コロナの最大の精神的なシェルターになっているのである。(翻訳・編集/川尻

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