台湾が中国本土に攻め入る?台湾の評論家がまた「妄言」―中国メディア

Record China    2021年7月19日(月) 9時0分

拡大

16日、観察者網は、台湾のテレビ番組で現地の評論家が台湾有事の際には積極的に中国本土に攻め入るべきだと論じたことを報じた。写真は台湾。

2021年7月16日、観察者網は、台湾のテレビ番組で現地の評論家が台湾有事の際には積極的に中国本土に攻め入るべきだと論じたことを報じた。

記事はまず、米誌フォーブスに先日「将来、台湾海峡で戦争が勃発した場合、米軍は急速に兵士を派遣して浜辺から上陸し、中国本土のミサイル射程範囲内にある前哨拠点となる島を占領するという、第2次世界大戦同様の戦術を採用するだろう。そして、島に兵士を送り込むために米軍は5000トン級の軽量揚陸艦を開発するだろう」とする米軍事記者による文章が発表されたことを紹介した。

その上で、台湾で12日に放送された政治討論番組「94要客訴」にて台湾の評論家・張宇韶(ジャン・ユーシャオ)氏がこの戦術を「米国式の根源攻撃」と称するとともに、台湾が実効支配している東沙諸島を中国本土に制圧されれば台湾海軍にとっては致命的なダメージになるとしてこの戦術を支持したことを伝えた。

また、「話せば話すほど興奮してきた」張氏がさらに「米国や日本と協力して、中国本土の重要港湾都市に上陸する方法を考えよう。例えば青島上海、寧波、厦門などだ。そうすることで、相手も台湾に手を出せなくなる」との考えを披露したことを紹介している。

記事は、張氏の話を「妄言」とした上で、中国本土のネットユーザーからは「米軍なぞ小さなアフガニスタンすら落とせず逃げ出したのに、中国に上陸するなんて無理だろ。死にたいのか」「どうやら酒を飲んで酔が冷めないまま番組に出たようだな」といった皮肉めいた感想が寄せられたと伝えた。

記事によれば、張氏は台湾政治大学東アジア研究所に所属する博士で、東呉大学のアシスタント教授を務める傍ら、コラムニストや政治評論家として活動しているという。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携