映画の題材にもなった24年前の幼児誘拐事件、容疑者が捕まる―中国

Record China    2021年7月13日(火) 20時50分

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24年前の幼児誘拐事件に関する中国公安部の記者会見が13日開かれ、被害者の男性が見つかったことや容疑者として男女2人が逮捕されたことに中国のネットユーザーが強い反応を示している。

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アンディ・ラウ(劉徳華)主演の映画「失孤」の題材になった24年前の幼児誘拐事件に関する中国公安部の記者会見が13日開かれ、被害者の男性が見つかったことや容疑者として男女2人が逮捕されたことに中国のネットユーザーが強い反応を示している。

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中国メディアによると、容疑者らは1997年に恋愛関係になり、同年9月に山東省を旅行した際、金目当ての男児誘拐を計画した。そして同月21日に家の前で1人で遊んでいた当時2歳7カ月の郭振(グオ・ジェン)さんを抱え去り、長距離バスで河南省に連れ帰って売ったという。

「失孤」は農作業中に幼い息子をさらわれた男性が中国全土をバイクで駆けて捜し回る15年を追ったストーリーで、そのモデルは郭振さんの父親の郭剛堂(グオ・ガンタン)さんだ。作品で息子を捜す父親役を演じたアンディ・ラウは郭剛堂さんが一家団らんの夢を叶えたことに「非常にうれしく、興奮しています」とのビデオメッセージを寄せ、24年間、息子を捜すことを諦めなかった剛堂さんを称えると同時に長年にわたって努力を続けてきた公安当局に敬意を表した。

これに中国のネットユーザーからは「人生で最も美しい二十数年間はもう帰ってこない」「誘拐する人間も子どもを買う人間も同罪だ」「厳しい罰を求める」「この世界から人身売買なんてなくなりますように」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷

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