韓国の生理用品の広告に「性の商品化」だと批判殺到、メーカー側が謝罪する事態に

Record China    2021年7月13日(火) 21時20分

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12日、韓国・世界日報によると、韓国の女性用品メーカーが公開したショーツ型生理用ナプキンの広告写真が「性の商品化」だとして批判を浴びている。写真は問題の広告写真。

2021年7月12日、韓国・世界日報によると、韓国の女性用品メーカーが公開したショーツ型生理用ナプキンの広告写真が「性の商品化」だとして批判を浴びている。

記事によると、同メーカーは5月から、ショーツ型ナプキンを着用した女性モデルがヨガをするなどしている写真を公開し「長時間座ったり寝ていても安心」の製品だと宣伝していた。しかし、一部のインターネット上のコミュニティを中心にこれらの写真が広まり、「モデルがナプキンだけを着用して生活したり運動している写真は現実とかけ離れている」「扇情的で刺激的なイメージを与えるだけで、女性を商品化している」との批判が相次いだという。

これを受けメーカーは今月10日、公式SNSを通じ「理由に関わりなく、昨今話題となっている、ショーツ型ナプキン着用写真について、ご不快な思いを与えたことについておわびします」と謝罪文を掲載した。

メーカー側は、問題となった写真を掲載したことについて、「従来の製品はスリムな女性に焦点を置いたものが多かったが、『妊婦も快適な製品を』と開発し、大型サイズを発売した。さまざまな体型の消費者が着用し快適に活動できることを強調するため、モデルの写真を掲載した」「特定の身体部位を強調するような撮影はしていない」と説明している。メーカー公式SNSや同商品の販売ページ、商品を扱っている百貨店などには、「女性の商品化」「性的対象化」「女性の人権失墜」「社長が男だから…」などという批判やセクハラ的な文言、悪意のあるメッセージなどが多数寄せられている状況だという。特に実店舗では業務に支障があるほど苦情の連絡が入っているという。従業員に対するセクハラ、暴言、モデルに対する非難については資料を収集中で、当該行為が続けば法的措置を取る予定だとしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「大人用おむつの宣伝には、おじいさんおばあさんモデルの着用写真がないのだから、答えは出ている。何も下半身がショーツ型ナプキン1枚の写真を撮ることはない」「大人用おむつだったら?。快適さを強調するためにそういう写真を撮るか?。若い女性モデルだから撮ったんだろう」「顧客層である女性が不快だと言っているのだから、不快なんだよ。なぜ関係ない層が『何が不快なのか』「敏感すぎる』などと騒ぐのか」「女性は不快だと声を上げているのに、生理のない男性が口を出してくるのが理解不能だ」「男性社長は主要消費層である女性の気持ちを全く理解していない。悪質なコメントを書いている男たちとレベルが同じだ」「下着の広告も、この広告も、性の商品化だ。下着はパートナーに見せる目的で買う人も多いから需要による性の商品化と理解できる部分もある。でも、生理用品までこのような形にするのは、女性として不愉快だ」など、広告への不快感を表すコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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