【CRI時評】いわゆる「人権の教師」には授業をやめさせねばならない

CRI online    2021年7月11日(日) 12時40分

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国連人権理事会第47回会議は8日、第3ラウンド普遍的・定期的レビューの一環として、オーストラリアを対象とする審議を行った。

国連人権理事会第47回会議は8日、第3ラウンド普遍的・定期的レビュー(UPR、国別人権レビュー)の一環として、オーストラリアを対象とする審議を行った。中国やロシア、シリアなどの国連難民高等弁務官事務所代表は、オーストラリアの人権侵犯行為に対して関心を示した。そして外界は、「人権の教師」と自らうそぶくオーストラリアの人権についての記録が、「血で書かれた一冊の厚い書物」であることを、よりはっきりと見ることになった。

英国人が1788年に初めてオーストラリアに足を踏み入れた時、オーストラリアには少なく見積もっても100万人の先住民族住民がいた。しかし20世紀初頭になると、先住民族の人口はいったんは2万人以下にまで減少した。先住民族の人口は現在、オーストラリアのわずか3.3%だ。ところが刑務所にいる先住民族の人数は、オーストラリアの刑務所収監者全体の28%を占めている。オーストラリアの先住民族は、世界で最も多く刑務所に収監されているエスニックグループだ。しかし国連人権委員会がオーストラリアの人権についてのよからぬ記録を非難しても、オーストラリアの当局やメディアは耳を貸さない。

オーストラリアでは近年になり、社会にまん延する人種差別主義に誘発された暴力事件が続発している。反人種差別主義を掲げるオーストラリアの非営利活動団体の調べによれば、同国で攻撃の最大の対象になっているエスニックグループはイスラム教徒や中華系住民、先住民族だ。オーストラリアの政治家はこのことに対して、やはり見て見ぬふりをしている。

昨年11月には、アフガニスタンに駐屯するオーストラリア軍が民間人を虐殺したスキャンダルが暴露された。オーストラリア国防省が発表したリポートによれば、オーストラリアの軍人は「練習」を口実に、アフガニスタンの民間人39人を殺害した。14歳の男児二人が喉を割かれて川に投げ込まれたといった身の毛もよだつような詳細などが、国際社会から強烈に非難されることになった。現在に至っても、深刻な戦争犯罪に手を染めたオーストラリアの軍人は、法の網の外で自由に歩いている。これが、オーストラリアが標榜する「人権」なのだろうか。

事実は人々に、いわゆる「人権の教師」が悪行を重ねる人権の侵害者であることを告げている。オーストラリアの一部政治家が、全身にこびりついた汚れを無視して多国の人権状況についてデマを作って非難するのは紛れもなく、自国の人権問題が国際社会の関心を集めて責任を取らされることを逃れ、そのことにより政治上の利益をかすめ取ろうと企んでいるからだ。いわゆる「人権の教師」には、授業をやめてもらわねばならない。(CRI論説員)

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