車のシートから水銀がしみ出す!? メーカーと所有者が「泥沼」の舌戦―中国

Record China    2021年7月9日(金) 15時20分

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7日、観察者網は、購入した自動車の座席から水銀が見つかったとして、所有者とメーカーの間でトラブルが生じていると報じた。

2021年7月7日、中国メディアの観察者網によると、購入した自動車の座席から水銀が見つかったとして、所有者とメーカーの間でトラブルが生じている。

記事によると、中国の電気自動車(EV)メーカー・理想汽車のSUV「理想ONE」の所有者が4日、同メーカーのアプリ内コミュニティーで「4月に購入した車の座席から水銀のような物質がにじみ出てきた」と訴えた。アップロードされた動画には、座席の隙間で水銀のような小さな玉が動く様子が映っており、座席を取り外すとフレームなどの各部位から水銀のような物質が見つかったという。

この件がネット上で注目を集めると、理想汽車の公式微博アカウントは「全面的に調査を行っているが、当社の製品はデザイン、材料選択、製造のいずれのセクションにおいても水銀を使用していない」とのコメントを発表したほか、その直後には理想汽車のCEOが微博「われわれが水銀を使用しているというデマを流す人間やメディアたちの血液や脳みそが水銀で埋まることを願う」という過激な書き込みを行い、程なく削除する一方で「これはぬれぎぬであり、背後で誰かが操っている」との見解を示した。

同社や同社CEOのコメントに対して、所有者は再反論を行い「座席の分解は理想汽車の納車センターで同社スタッフ立ち会いのもとで行ったもの。スタッフとともに物質を採取して第三者による検査に回したところ、確かに水銀だった」「私の脳みそに水銀が混入してるかは、病院で検査を受けてから話す」と書き込んだ。

記事によれば、両者の主張は真っ向から食い違いを見せ、泥沼の様相を呈しているようだ。記事は、自動車業界の材料に詳しい専門家の話として「メーカーで水銀が混入する可能性はとても低く、外部から持ち込まれたものというのが差し当たっての判断だ」との見解を示したことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

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