韓国の地位が開発途上国から先進国に変更されたことが中国でも報じられ、この話題は中国版ツイッター・微博（ウェイボー）の7日のランキングで一時、トップ10入りするなど中国のネットユーザーの注目を集めた。

韓国メディアによると、同国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は6日の国務会議で、「国連貿易開発会議（UNCTAD）が韓国の地位を開発途上国グループから先進国グループに変更した。開発途上国から先進国になったのはUNCTADが設立された1964年以降初めてのことで、非常に誇らしいこと」と発言。また、「韓国は世界10位圏の経済規模に成長し、国際舞台での地位も上がった」などと説明し、「先導国家に向けて前進を続ける」との考えも述べたという。

微博には「韓国はとっくに先進国だと思ってた」「確かに発展の時期は早かったが重要なのは未来」「先進国は他の国をしっかり助けなきゃ」などのコメントが寄せられた他、「これを機に中国の物を奪うのはやめて」と中韓の文化論争に言及する声も。また、あるネットユーザーは「先進国グループに入るアジアの国が増えることはアジア人として祝うべき。ただ、中国の全面的な貧困脱却と小康社会（ややゆとりのある社会）入りはより大きな成果だと思う」との意見を書き込んでいる。（翻訳・編集/野谷）