物議醸す中国科学者の雄ラット妊娠論文、「撤回」を停止か=ネットでも賛否「残忍」「問題ない」

Record China    2021年7月7日(水) 7時20分

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5日、澎湃新聞は、中国で雄のラットに赤ちゃんを生ませる実験に成功したとの査読前論文がネット上で公開された件について、ネット上で作者を巻き込んだ議論が繰り広げられていると報じた。

2021年7月5日、澎湃新聞は、中国で雄のラットに赤ちゃんを生ませる実験に成功したとの査読前論文がネット上で公開された件について、ネット上で作者を巻き込んだ議論が繰り広げられていると報じた。

記事は、6月に中国海軍軍医大学の研究者が査読前論文のデータベースである「バイオアーカイブ(bioRxiv)」に、「A rat model of pregnancy in the male parabiont」(男性パラビオントにおける妊娠のラットモデル)と題した、雄のラットに子宮を移植して出産させる実験の論文を掲載したところ、ネット上で大きな議論を呼んだと伝えた。

そして、倫理的な問題を指摘するネットユーザーに対し、作者である同大学の張栄佳(ジャン・ロンジア)博士が学術系SNSで再三にわたり説明、回答を行っており、先日は「真剣に検討した結果、われわれはbioRxivに論文撤回の請求を出した」と明かしたことを紹介。一方で、最新の書き込みでは「撤回の停止を求めるメールを出したが、最終的にどうなるかは分からない」とし、論文の発表の是非をめぐって当事者も動揺している様子がうかがえることを伝えている。

記事によれば、張氏は「われわれは何も間違ったことはしていない。動物実験を一回実施したに過ぎない」と書き込む一方で、「われわれは多くの非科学的議論による攻撃を受け、とても辛い思いをしている」と心境を吐露しているという。

この問題について、中国のネットユーザーからは「倫理はどこにいった」「天に逆らうような行いだ」「こういう実験は残忍だと思う」など実験に対する批判的なコメントも見られたが、「自然の摂理に従っていたら、人類は早々に伝染病やがんで絶滅していたはず。科学者の偉大な点は、『自然の道』に束縛されないことなのではないか」「この実験の雄ラットはいわば培養器のようなもので、子宮や血液循環は全て雌ラットのものを借用しているから、そこまで騒ぎ立てる問題でもない」「現時点では科学的な探求の範囲を逸脱してないと思う」など、実験を支持する意見のほうが多くなっている。

そのほか「要は雄のラットを雌にして産ませたってこと?」「結局のところ、よく分からない」「実験の内容をもう少し分かりやすく説明してくれないか」といった感想も。また、先日中国国内で「トンデモ論文」として問題視された学術論文を取り上げ「ゆで卵をふ化させる論文に比べれは信頼できるけどな……」とするユーザーも複数見られた。(翻訳・編集/川尻

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