ショートパンツを履いた女性が倒れたら…ソウル地下鉄での出来事がネットで議論の的に

Record China    2021年7月6日(火) 22時20分

拡大

5日、韓国・ニュース1は「ネット上で『地下鉄内で女性が倒れた場合、男性は痴漢と誤解されることを恐れて無視する傾向がある』との主張が拡散し、物議を醸している」と伝えた。資料写真。

2021年7月5日、韓国・ニュース1は「ネット上で『地下鉄内で女性が倒れた場合、男性は痴漢と誤解されることを恐れて無視する傾向がある』との主張が拡散し、物議を醸している」と伝えた。

あるネット上のコミュニティに4日、「地下鉄での出来事」と題した文章が掲載された。作成者は「前日の3日、ソウル地下鉄3号線の車内で1人の女性が倒れた」とし、「女性はショートパンツにブーツを履いており、身体の露出が少しあった。そのため同じ車両に乗り合わせていた男性たちは、女性を助けようとしなかったようだ」としている。結局、倒れた女性は女性の乗客らに支えられて地下鉄を降りていったという。

記事によると、この文章に対し「下手に助けようとして痴漢扱いされるくらいなら、じっとしているほうが賢明だ」「女性を助けようとして捕まるケースを何度も目にしている」など、女性を助ける際に発生する身体接触による被害を懸念する声が上がったという。一方で、「人が倒れているのに、そんな心配をするのか」「まずは人助けをすべきでは」との反論もあったという。

また記事によると、先月8日には、ある飲食店のトイレで倒れていた女性を助け起こそうとして痴漢と誤認された男性が無罪判決を受けた。女性はトイレでドアを開けたまま嘔吐(おうと)した後、外に出てきて座り込んでしまい男性に助け起こされたが、女性は体を触られたとして男性を訴えた。男性は倒れていた女性を助けただけだと主張していたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「下手に親切心を出して罪を着せられたらたまったもんじゃない」「絶対に手を出してはいけない。大変なことになるよ」「男性の乗客しかいなかったわけじゃなく、女性たちがいたんだから、いいんじゃない?」「周りの女性が助ければいい話。男が助けなかったからといって何やかんや言う必要ないでしょ」「自分は女性だけど、周りに成人女性たちがいたんだから、男の人が助けなかったとわざわざ騒ぐ必要はないと思う」「残念なことではあるけど、仕方がないよ。痴漢として捕まったらどうしてくれるんだ?」「そういう社会の雰囲気を作ったのは誰だと思ってるんだ?」などの声が寄せられている。

その他、「万一のために動画撮影をしますよと伝えてから、携帯で動画を撮りながら助けてあげればいいんじゃないか」と提案する声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携