5年間に43の新空港、西側のほとんどの国ではほぼ不可能だが、中国はやってのけた―独誌

Record China    2021年7月7日(水) 5時20分

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中国では第13次5カ年計画(2016〜20年)の5年間に、新設・移設によって新たに認可を受けた空港は43カ所に上った。写真は揚州泰州空港。

中国では第13次5カ年計画(2016〜20年)の5年間に、新設・移設によって新たに認可を受けた空港は43カ所に上った。これについて、ドイツ経済誌ビルトシャフツボッヘは3日、「西側のほとんどの国ではほぼ不可能だが、中国はそれをやってのけた」と報じた。

中国紙・環球時報(電子版)が5日、その内容を要約して次のように伝えている。

成都市は最近、非常に特別なクラブに身を置くことになった。四川省の省都は、上海市と北京市に次いで中国で3番目の二つの国際空港を有する都市となった。

中国ほど速いスピードで新しい空港を建設している国はほとんどない。過去5年間だけでも、北京大興国際空港を含む43の新しい空港が新設・移設された。

新しい5カ年計画によると、今後5年間に30を超える民間空港が新設される予定で、民間空港の収容能力は43%増加して延べ20億人にまで増える。

新型コロナウイルスのパンデミックは政府の計画にほとんど影響を与えなかった。中国民航局の最近の発表によると、中国国内線の乗客数はすでにコロナ以前の水準に達している。空の旅の需要はますます高まっている。

中国の新空港建設のスピードの速さは、ある意味経験の積み重ねによるものだ。中国には現在、認可を受けた空港が241カ所ある。多くの場合、建設を担当するのは国有企業で、計画立案者は容易に障害を取り除くことができる。これは西側のほとんどの国でほぼ不可能なことだ。新空港の建設には村全体の移転が必要であり、住民は補償を受けることができる。

中国の空港建設の目的は、過去10年間は空の旅に対する急増する需要にできるだけ早く対応することだった。だが現在は航空網を改善することにある。今後は大規模空港の成長率が低下し、小規模空港の建設が増えるだろう。しかし今後15年間の新しい国家インフラ計画の草案から明らかなように、中国の航空網の拡大は決してそこで終わるわけではない。中国は35年までに空港の数を約400カ所まで増やす計画で、そのためには毎年約10の新空港を建設しなければならない。(翻訳・編集/柳川)

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