気象衛星「風雲4号B星」、高精度の画像・データ第1弾を取得―中国

人民網日本語版    2021年7月2日(金) 20時20分

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中国気象局の説明によると、中国次世代静止軌道気象衛星「風雲4号B星」が1日、1回目となる高精度・高効率可視光観測画像第1弾を取得した。

中国気象局の説明によると、中国次世代静止軌道気象衛星「風雲4号B星」が1日、1回目となる高精度・高効率可視光観測画像第1弾を取得した。これらの画像は対流雲の詳細な構造を直感的に示している。時間分解能は5分から1分に、空間分解能は500メートルから250メートルに改善。中小スケール対流雲の連続的かつスピーディーなモニタリング能力を高めた。これは強い対流のモニタリングと早期警戒、特に突発的な中小スケール天気システムのモニタリングにとって重要な意義を持つ。

6月3日に打ち上げられた風雲4号B星は、中国の第2世代静止軌道気象衛星の1基目の業務衛星で、主に天気分析・予報、環境・災害モニタリングなどに用いられる。軌道上で試験中の同衛星は、1回目となる高精度データと画像製品第1弾を取得した。地球全体を写す衛星写真には、天山の積雪、青蔵高原(チベット高原)の湖沼、河套地域の地表の模様、東北・華北地域の対流雲、南・北半球高緯度地域の渦雲などがはっきり見て取れる。

風雲気象衛星プロジェクト応用システムチーフデザイナーの唐世浩(タン・シーハオ)氏は、「風雲4号B星により人々は初めて肉眼で分刻みの気象変化プロセスをはっきり見て取れるようになった。また、災害発生エリアを直ちに見るという願いが叶えられた。このほか、同衛星の製品の種類が大幅に増加し、気象予報、防災・減災、気候変動の対応、エコ文明の建設、特に台風、洪水、干ばつなどの重大災害のモニタリング・早期警戒に観測のサポートを提供できる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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