中国各地で4-6月期の賃金上昇、非一線発達都市が強い勢い―中国メディア

人民網日本語版    2021年7月5日(月) 6時10分

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新型コロナウイルス予防抑制の常態化が絶えず推進されるのに伴い、企業の日常的な生産経営活動も基本的に通常の状態に戻り、感染症の影響が深刻だった産業が底を打って反転上昇する勢いが特に目立つ。写真は北京。

新型コロナウイルスワクチンの接種が秩序よく進み、感染症の予防抑制の常態化が絶えず推進されるのに伴い、企業の日常的な生産経営活動もすでに基本的に通常の状態に戻り、感染症の影響が深刻だった産業が底を打って反転上昇する勢いが特に目立つ。企業が従業員に支給する賃金は第2四半期(4-6月)に回復上昇傾向を保っただろうか。求人求職サイトの前程無憂の人的資源調査研究センターはこのほど、2021年第2四半期の賃金情勢について踏み込んだ調査研究を行い、1日にその結果を発表した。

関連データによると、21年第2四半期には就職先として人気のある都市27カ所の平均賃金は前期に比べて引き続き上昇した。分析によると、経済の国内循環が展開し、対外貿易の輸出入が増加傾向を保つのに伴い、目下の企業経営は感染症の影響から基本的に脱して安定の段階に移り、企業が同期に賃金の引上げを続けることにより、従業員の収入が持続的に増加したのだという。

一線都市以外の発達した都市の賃金上昇幅が引き続き強い勢いを保った。ここ数年、こうした都市は経済が常に非常に活発で、企業の競争力が上昇を続け、それに伴って人材ニーズも増加し、企業の賃金水準の上昇をさらに促進した。

同期の企業の賃金データを形態別に見ると、民間企業と国有企業の賃金上昇幅が引き続き他の形態の企業を引き離した。分析によると、ここ数年は中国国内企業の発展ペースが速く、実力の高まりと人材をめぐる激しい競争を受けて民間企業が絶えず賃金水準を引き上げた。また、国有企業の賃金水準が徐々に市場化し、賃金上昇のペースを加速したという。

新エネルギー自動車の発展ニーズに伴って、国内自動車メーカーが急速に発展し、関連産業の人材は引く手あまたで、賃金もこれにともなって上昇した。中国ではワクチン接種が大規模に行われ、外食産業への規制が徐々に解除される中、人々の会食や娯楽などの活動が回復して、関連産業の人材ニーズと賃金上昇幅が増大した。

また、国内向け物流産業のプラットフォーム資源の統合、対外的な工業システムの整備がもたらした強大な生産力と輸出力が、交通・運輸・物流産業と貿易・輸出入産業に力強い発展の原動力をもたらし、どちらも賃金上昇幅のベスト5入りを果たした。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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