日本のワクチン提供に感激、台湾出身の医師がマスクでお返し=謝長廷氏「台湾のためにしてくれたことに感謝」

Record China    2021年6月29日(火) 11時20分

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日本が台湾にアストラゼネカ製の新型コロナワクチンを無償提供したことに感激した台湾出身の医師が、ワクチンのお返しにと台湾でマスクを集め日本に寄贈した。

日本が台湾にアストラゼネカ(AZ)製の新型コロナワクチンを無償提供したことに感激した台湾出身の医師が、ワクチンのお返しにと台湾でマスクを集め日本に寄贈した。台湾メディアのNewtalkが28日付で伝えた。

日本政府は今月4日に124万回分のAZ製ワクチンを無償提供した。これに感激した滋賀県在住の台湾出身の医師、王輝生さんは、台湾の医師団体「福和会」を通じて台湾メーカーから40万枚のマスクを集め、困っている家庭などに配布してほしいと滋賀県や大津市などに寄贈した。王さんの元には、多くの感謝の手紙が届いているという。

台湾の窓口機関である台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は28日に、自身のフェイスブックでこの出来事を紹介。日本の複数の大手メディアも取り上げていることに触れ、「(寄付や贈呈ではなく)こうした『お返し』という方法は、日本の控えめで遠回しな文化に合致するのもので、日本のメディアは好んで報道する」とした。

また、「台湾にはほかにも多くの人が代表処を通じて(品物を)贈りたいと連絡してくる人がいるが、公式なルートを通すとその意義が少し違ってしまい、このような温かな気持ちの拡散ではなくなってしまうと思う。しかし、われわれ代表処はそれでも民間の人々の願いを手助けしたいと考えている」とした上で、「王医師が台湾のためにしてくれたことに感謝します」とつづった。(翻訳・編集/北田

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