放射性物質の紛失事件、防護服着た職員が捜索活動=ネットではパニックも―江蘇省南京市

Record China    2014年5月11日(日) 21時30分

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10日、多維網は記事「南京で放射性物質を紛失、パニックに」を掲載した。急性放射線障害を引き起こすほどの強い放射能を持つイリジウム192だけに、防護服を着た職員が2〜3分交代で捜索を続けた。

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2014年5月10日、多維網は記事「南京で放射性物質を紛失、パニックに」を掲載した。

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南京市環境保護局は10日午前、SNSで放射性物質イリジウム192の紛失事件があったことを発表した。事件が起きたのは8日、中国石油化学第5建設有限公司ビルでのこと。天津宏迪工程検測発展有限公司が放射線を使った非破壊検査を実施していた時、線源のイリジウム192を機器の外に落としてしまったという。

落とした場所は明らかだが、イリジウム192は強い放射線を発していることから通常では近づけない。防護服を着た職員が2〜3分交代で捜すという作業を続け、紛失から3日後の10日午後に回収に成功した。

放射性物質紛失のニュースはネットで注目を集め、大きな健康被害をもたらすのではと恐れる人も少なくない。また紛失から3日後にようやく公表したことについても当局を批判する声があがっている。またどのような経緯でイリジウム192を落としたのかについても公表されていない。イリジウム192は非破壊検査の線源として用いられており、日本でも1971年の紛失事件、2008年の窃盗事件が話題となった。(翻訳・編集/KT)

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