11年ぶりにSICAと首脳会議した文大統領、韓国を「アジアのラティーノ」と表現するもネットでは不評

Record China    2021年6月25日(金) 20時0分

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25日、韓国・マネートゥデイによると、文在寅大統領が韓国を「ラティーノ」と表現し、韓国と中米統合機構の未来志向的な協力を約束した。資料写真。

2021年6月25日、韓国・マネートゥデイによると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓国を「ラティーノ(ラテン系米国人)」と表現し、韓国と中米統合機構(SICA)の未来志向的な協力を約束した。

SICAは中米地域の統合と発展を目標に1991年に発足した地域機構。記事によると、文大統領は同日行われたSICAとのオンライン会議の冒頭あいさつで「韓国人はアジアのラティーノと呼ばれるほど情熱的で躍動的だ」とし、「SICAは地球の反対側にあるが、国民は情緒的に近い」と述べた。

韓国とSICAの首脳会議は約11年ぶりに行われたという。文大統領はこれまでの協力成果について「韓国は2012年にSICAの域外オブザーバーとなり、アジアで初めて中米5カ国とFTAを締結した」とし、「今年8月には中米経済統合銀行の永久理事国になる。共同繁栄を追求するSICAの旅に韓国が参加していることをとてもうれしく思う」と述べた。また、「コロナ禍でも防疫物品や経験を分かち合い、連帯と協力を実践した」とし、「今後はその協力と連帯の地平をさらに広げていきたい」との考えを示したという。

SICA議長国であるコスタリカのカルロス・アルバラド・ケサダ大統領は文大統領の参加について「大変光栄だ」とし、「新型コロナ対応のため多種多様な支援をしてくれたことに心から感謝する」と述べた。また、「世界平和のために努力していることにも感謝したい」との考えも述べたという。

今回の会議ではグリーンテクノロジー、エコエネルギーインフラとエコ交通インフラの構築を増進するため協力することで一致。また、ICT、デジタル政府システムの構築などのデジタル連携性の強化、デジタル農業などの分野における協力を強化するため努力していくことも約束したという。

このニュースに韓国のネットユーザーからは「国の格がまた上がった」「グローバル国家としてさらに進んでいく韓国」と喜ぶ声が上がっている。

ただ、文大統領が韓国を「ラティーノ」と表現したことについては「微妙。韓国人は韓国人」「私たちがラティーノ?どういうこと?」「急にラテン系と言われても困る」「韓国国民に対して失礼な発言」「口ではそう言いつつ、体は中国と北朝鮮にべったりなのでは?」など否定的な声が数多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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