チベットを走る高速列車「復興号」の特徴は?―中国メディア

人民網日本語版    2021年6月27日(日) 12時0分

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中国国家鉄路集団有限公司の説明によると、チベット自治区のラサとニンティを結ぶ鉄道が25日に開通し、運営開始する。

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中国国家鉄路集団有限公司の説明によると、チベット自治区のラサとニンティを結ぶ鉄道が25日に開通し、運営開始する。高原仕様内燃・電気デュアル電源高速列車「復興号」も同時に運営開始する。ラサからニンティまでの移動時間は最短3時間29分。復興号がこれにより31省・自治区・直轄市の歴史的なフルカバーを実現する。

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一体化設計を採用した同高速列車は、両端に内燃動力車と電気動力車を配置し、出力はいずれも最大の7200kWと2×3200kW。間は被牽引車を配置し、運行中に停車せず内燃・電気モードを切り替え、電気化区間での内燃緊急牽引自動救援及び緊急列車給電を実現している。

列車全体で1等車、2等車、ビジネス車に分かれる。定員は755人、最高営業速度は160km/h、最高運行標高は5100メートル。

高原の運用環境及び旅客輸送の快適性に焦点を当て、同列車は部品の絶縁、密封、耐紫外線などの性能を強化している。独立浮遊式運転室構造を革新的に採用しており、振動を効果的に減らし、乗員の快適性を高めている。

高標高地域での運用に適応するため、内燃動力車には「分散型+分布型」というデュアルモード酸素製造システムが設置されており、酸素製造ユニットと空調ユニットが相互接続・相互制御する。

正常運行中は分散型モードにより適切な濃度の酸素を持続的に提供する。一方で、緊急時には分布型モードにより高濃度緊急酸素供給を行う。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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