「一帯一路」アジア太平洋地域国際協力ハイレベル会議で6つの共通認識―中国メディア

人民網日本語版    2021年6月24日(木) 18時40分

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中国の王毅外相は23日、「一帯一路」アジア太平洋地域国際協力ハイレベル会議の議長を務めた。

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中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外交部長(外相)は23日、「一帯一路」アジア太平洋地域国際協力ハイレベル会議の議長を務めた。中国外交部ウェブサイトが伝えた。

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王部長は総括発言で、「本日、我々は『一帯一路』(the Belt and Road)パートナーシップの構築、新型コロナウイルスのパンデミックの共同克服、持続可能な経済回復の促進などについて議論し、6つの共通認識にいたった」として、以下を挙げた。

(1)「一帯一路」国際協力の得た進展を積極的に評価し、より緊密なパートナーシップを構築し、「一帯一路」イニシアティブを各国の発展戦略・計画と連携させ、団結・協力、コネクティビティー、共同発展の道を歩み、一層素晴らしい未来を切り開くことを期待する。

(2)新型コロナウイルスのパンデミックは現在最も差し迫った試練であり、国際社会が団結・協力し、共に困難を克服しなければならないと考える。一国でも感染拡大が収束しなければ世界は安全とは言えず、全ての国々と地域が共に感染拡大に打ち勝って初めて世界はパンデミックの暗雲から完全に脱することができるとの認識で一致した。

(3)ワクチンの国際協力を一層強化し、ワクチンを国際公共財として世界各国に公平に分配する後押しをすることを期待する。ワクチン・ナショナリズムに反対し、世界的免疫促進における国連の努力を支持し、発展途上国を始めとする全世界におけるワクチンのアクセシビリティーとアフォーダビリティーを高める。

(4)ポストコロナの経済回復はグリーンで持続可能な回復であるべきであり、「一帯一路」国際協力はグリーン発展を一段と際立った位置に据え、グリーンシルクロードを優先的課題とし、グリーンインフラ整備、グリーンエネルギー、グリーン金融などの分野で協力の目玉をさらに多く作るべきだと考える。

(5)ポストコロナの世界がコネクティビティ、協力・ウィンウィンの世界であることを望み、物品と人員の国境を跨ぐ移動を支持し、各国が引き続き貿易と投資の自由化及び円滑化を推進することを支持する。

(6)国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」達成を加速する必要があると考える。我々は国連の提唱する多国間主義の支持者であり、実行者である。今回の会議自体が多国間協力の会議であり、多国間主義精神を体現している。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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