韓国国会議員ら、平昌五輪での竹島削除問題めぐり大もめ「日本の主張の根拠に」「平和の価値を守るため」

Record China    2021年6月22日(火) 13時20分

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21日、韓国・ニュース1は、韓国の国会議員らが2018年の平昌五輪当時に統一旗から竹島を削除したことをめぐり、舌戦を繰り広げたと伝えた。写真は統一旗。

2021年6月21日、韓国・ニュース1は、韓国の国会議員らが2018年の平昌五輪当時に統一旗から竹島を削除したことをめぐり、舌戦を繰り広げたと伝えた。

平昌五輪当時、韓国政府は国際オリンピック組織委員会(IOC)の勧告を受け入れ、統一旗から竹島を削除した。

記事によると、韓国国会では同日、文化体育観光委員会の全体会議が行われた。会議では韓国最大野党「国民の力」のペ・ヒョンジン議員が、文化体育部のファン・ヒ長官との質疑過程で「18年の南北単一チームのためのIOC合意文を見ると、最後のページに独島(竹島の韓国名)と鬱陵島が表示されていない統一旗がある。これは韓国側の交渉団が署名したもの」と説明し、「韓国政府が独島を削除してもいいという了承を公式的に行なったものではないか」と主張した。

これに対しファン長官は「日本は独島を自国の領土だと主張しているが、その根拠として当時の合意文を挙げていない」と説明し、 「むしろあの合意文を根拠に、(東京五輪組織委員会の)ウェブページ上の日本地図に表記された独島を削除するよう主張できる」と反論。当時長官だったト・ジョンファン委員長も「南北が統一旗を初めて使用することで公式合意に至ったのは、1989年の北京アジア大会単一チーム構成議論の時からだが、当時も独島のない統一旗だった」とし、「(平昌五輪の統一旗から独島が削除されたのは)主催国の立場として平和の価値を守るために五輪をつくっていこうという意義だった」と説明したという。

これを受け、韓国のネット上では「日本の顔色をうかがって消したんでしょ?。だから日本はずっと自国領だと主張する」「歴史的に見て、領土問題は戦争。平和もいいし譲歩もいいけど、外部はどう見ているか考えたことある?。独島が韓国領だという根拠と確信が不十分だから、削除したのではないか」と指摘する声が上がっている。

また「内輪もめはやめて」「それはIOCや日本相手に主張すること」などと非難する声や、「こんなことをしていたら、日本に韓国が独島を諦めたと言われても何も言えなくなってしまう」と警鐘を鳴らす声も見られる。

その他「平昌五輪で削除したのはいい趣旨ではあったけど、未熟だったことは謝罪すべき。そして東京五輪は不参加で」「IOCは日本の所有物みたい。公正も信頼もない、優柔不断な団体。日本の代弁組織に転落したの?」など厳しいコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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