マスコミの「小保方さんたたき」、なぜそこまで加熱しているのか―華字紙

Record China    2014年5月10日(土) 21時41分

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30日、論文の捏造疑惑が生じた小保方晴子さんに関する報道について、日本華字紙が「日本のマスコミはコマーシャリズムの奴隷と化している」と批判的に伝えている。資料写真。

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2014年4月30日、万能細胞とされるSTAP細胞を発見したことでがぜん注目された小保方晴子さんだったが、捏造(ねつぞう)の疑惑が生じると日本のマスコミは一転して徹底的にたたくような報道を続けていると華字紙・日本新華僑報が伝えた。

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1983年生まれの小保方さんは、2011年に早稲田大学で博士学位を取得し、理化学研究所で研究に従事するようになった。STAP細胞だけでなく、その容姿の良さも手伝って日本のマスコミはこぞって小保方さんを「日本のキュリー夫人」として取り上げ、研究室の様子や白衣の代わりに祖母からもらった割烹着を着て研究していることなどにも目が向けられ、「リケジョ」、「女子力」と報道が過熱していた。

ところが、論文のねつ造疑惑が浮上すると、マスコミは一転して小保方さんをたたき始め、記者会見での小保方さんの化粧や服装を批評する記事や、会見での表情の分析、さらには「割烹着はメディア向けの戦略だった」といったことなど、研究以外の面にまで批判的な声が高まった。

小保方さんについてマスコミは注目を続けているが、記事は疑惑発生前後での報道の落差にも目が向けられるべきだと指摘し、研究内容以外の面にまで批判の目が向けられていることについて「日本のマスコミはコマーシャリズムの奴隷と化しており、本来あるべきプロフェッショナリズムやラショナリズムを欠いている」と厳しく伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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