台湾版「イタキス」で看護師役のアリエル・リン、医療従事者への尊重を求める

Record China    2021年6月16日(水) 9時20分

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台湾で新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療従事者への誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいることについて、女優のアリエル・リン(林依晨)がSNSで尊重すべき存在だと呼び掛けている。

台湾で新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療従事者への誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいることについて、女優のアリエル・リン林依晨)がSNSで尊重すべき存在だと呼び掛けている。

台湾では先月中旬から新型コロナウイルスの感染が急拡大し、衛生福利部が公表するデータによると14日現在、感染者数は累計1万3106人、死者数は452人に達した。世間の警戒ムードの中、医療従事者および家族への誹謗中傷や差別が連日話題になっている。

2007年のドラマ「イタズラなKissII ~悪作劇2吻~」の中で、看護師になったヒロインを演じたアリエル・リンが14日、ドラマのワンシーンの写真をインスタグラムに投稿。これは新人看護師たちが「ナイチンゲール誓詞」を読み上げる場面で、アリエル・リンにとっても印象深いシーンとなっている。

アリエル・リンによると、この作品を見て看護師を目指すという声を、これまで多く聞いてきたという。インスタグラムには、「その中の何人がこの道に進んだかは分からない。現在の困難な状況の中で、たくさんの医療従事者がすでに疲れ切っていると思う。とはいえ私たちには彼らが必要、そうでしょう?」と書き込んでいる。

さらにアリエル・リンは、「私たちにできるのは感染防止を心掛け、さらに医療従事者を尊重すること。これは義務であり、それ以上に彼らの奉仕に対する愛と勇気だと思う」と記し、世間に呼び掛けている。

アリエル・リンの投稿には、「看護師になったシャンチン(ドラマのヒロインの名前)も今、きっと患者のために奮闘してる」「たくさんのシャンチンを陰ながら応援したい」といった声や、ドラマをきっかけに医療従事者の道を選んだ人からは、「アリエルが覚えていてくれて涙が出た」「心が折れそうになることばかりだけど、これをきっかけに1人でも理解してくれる人が増えたらいい」といった声が寄せられている。(Mathilda

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