中国と7人の小人―ドイツメディア

Record China    2021年6月14日(月) 6時30分

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英国で開催されている主要7カ国首脳会議(G7サミット)に関連し、ドイツのメディアグループRNDは12日、「中国と7人の小人」とする記事を掲載した。写真は北京の紫禁城(現・故宮博物院)。

英国で開催されている主要7カ国首脳会議(G7サミット)に関連し、ドイツのメディアグループRNDは12日、「中国と7人の小人」とする記事を掲載した。ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトが同日、その内容を要約して次のように伝えている。

英国のコーンウォールで開催されているG7サミットでの話題はその場所にいない中国をめぐるものであり、しかもそれはバイデン米大統領によって主導されている。

バイデン氏は、パンデミックとの戦いにおいて米国と自由世界は世界規模で何ができるかを示すべきであり、最終的には独裁的な中国の国家主席よりも良いものを提供できると信じている。

習近平(シー・ジンピン)氏の見方は完全に逆で、自由国家の「混乱」はほぼ科学的な明快さで中国の制度の優位性を示している。

バイデン氏は、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン5億回分を購入し、低所得国に寄付すると発表した。

バイデン氏はこのようにして、中国との差別化を図っている。中国は常に政治的および経済的アクセスを要求している。港が約束されることもあれば、国連での投票行動、例えば人権論争を約束されることもある。

バイデン氏の「米国は戻ってきた」はまた、制度をめぐる衝突が再び現れ、そしてそれはワシントンによって望まれていることを意味している。

14億の人口を抱える中国から見ると、G7は7人の小人のように見えるかもしれない。しかし、コーンウォールには、インド、韓国、オーストラリア、南アフリカなどのゲストもいる。そうした国々は、バイデン氏によって計画された民主主義国家の新しいネットワークの一部になる可能性があり、最終的には、北京による単一の独裁政権よりも大きな影響力を持つことになるだろう。

オーストラリアが昨年、ウイルスの起源を解明するために北京に透明性を要求すると、北京は赤ワインなどの追加関税で罰した。ネットワークは現在、コーンウォールで準備されており、そのメンバーはもはやそのような打撃を受け入れる必要はない。

中国に透明性の向上を求める声がG7の最終文書に反映されたとしても、誰も驚かないはずだ。バイデン氏はそのようなターニングポイントを望んでいる。この世界の独裁者への敬意の低下を示す全ての信号を歓迎している。(翻訳・編集/柳川)

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