Record China 2021年6月9日(水) 9時20分
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中国・北京市内のパジャマ店の店頭に参加者21人が死亡したクロスカントリー大会の写真を使用した広告ポスターが設置されていることに批判が寄せられ、運営会社が謝罪した。
中国では先月、北西部の甘粛省白銀市で開催された山岳地帯を走るクロスカントリー大会で天候が急変して山中に取り残された参加者21人が低体温症と見られる症状で死亡する事故があったが、このほど、北京市内のショッピングモールに入店している子ども用パジャマ店の店頭に事故の写真を使用した広告ポスターが設置されていることに批判が寄せられ、運営会社が謝罪した。
中国のニュースサイトの観察者網によると、広告ポスターには、クロスカントリー大会の参加者が集まって暖を取る様子を映した写真が使われ、「保温性だけに気を配り、大量発汗による低体温症のリスクを軽視」などの文言があった。
店員によると、広告ポスターは運営会社から店頭設置用に送られてきたもの。ショッピングモールは批判が寄せられたことを受けて店側に撤去するよう通知したという。
パジャマ店の運営会社は7日、微博(ウェイボー)の公式アカウントで謝罪声明を発表し、広告ポスターを撤去したことを明らかにした上で、深く反省して再発防止を徹底するとした。
観察者網は、広告ポスターについて、ネット上で「事故の犠牲者や負傷者への敬意を欠く行い」「販促のためなら守るべきラインもないのか」などと批判する声が多く上がっていることも伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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