「これが日本の民度の低さ!」=小学生が渡ろうとしているのに一向に止まらない車の映像が中国ネットで反響

Record China    2021年6月3日(木) 22時20分

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中国版ツイッター・微博で2日、日本の路上で撮影された映像が投稿され、反響が寄せられた。資料写真。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で2日、日本の路上で撮影された映像が投稿され、反響が寄せられた。

問題の動画はショート動画アプリTikTokに投稿されたもので、ランドセルを背負った3人の小学生が信号のない横断歩道を渡ろうとするが、左右から走ってくる車はいずれも止まらない。3人はしばらく待った後、車の流れが途切れたのを見て手を挙げて渡った。動画の投稿者は「これが日本の民度の低さ!子どもがいても止まらないクルマ」とコメントしている。

なお、この動画はツイッターにも投稿されており、撮影者とみられるユーザーは「信号がない横断歩道なのに線もほぼない。小学生が待ってるのに誰も止まらないし凄いスピード。子供が判断を間違えれば大きな事故になる…警察に相談の電話したら現場調査に行くけど案件が多いからどうしても遅くなると」とつづっている。

一方、この動画を中国のSNS微博に転載したアカウントは、「不思議だ。私がTikTokで見る日本の動画と中国国内で見る日本の動画の雰囲気が一致しないのはなぜ?」と投稿。中国のネット上では日本の優れた社会秩序を称賛する文章や記事が投稿されることがあり、その中では「自動車は歩行者に必ず道を譲る」「道を譲ってもらった小学生はドライバーにお辞儀をして感謝する」などの例が紹介されることが多い。微博の投稿者はそうした「日本礼賛」を皮肉っているようだ。

他のネットユーザーからも日本を無条件で称賛する人への皮肉が書き込まれており、「精神日本人(※自身を日本人だと考える人。日本を称賛する人)的には、この映像は日本の治安が良くて小学生は親の送り迎えなしに自分たちで登校できる、ってことになるんだろう」「道を譲らなかった車を運転していたのは全部中国人なんだろう?」「日本の小学生は礼儀正しくて中国の子どもみたいに道路を突っ切らない…ということでOK?」といったコメントが並んだ。

また、「しかも(動画の車は)減速すらしてないし」「こんなに狭い道でこんなにスピード出して大丈夫?」「深センなら、私のような脂ぎった中年男が手を挙げてもほとんどの車は止まってくれるぞ」「うちの地元は止まらなかったのが撮影されたら罰金」「これが中国だったらまた盛大にたたかれるんだろうな」「中国のDouyin(抖音。中国のTikTok)では日本を称賛するものが多すぎる」「日本が宣伝のために金を払っているからだろう」「だから民度は管理によって生まれるのであって、先天的なものではない。監視カメラが完備されているところでは法やマナーは守られている」などのコメントも書き込まれている。

中国では十数年ほど前から日本の良さをアピールする文章や記事が出回るようになったが、近年ではそうした内容の矛盾を指摘したり、実際には日本にも悪いところがあると主張したりする投稿がSNSを中心に増えてきている。(翻訳・編集/北田

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